9.ストラテジー



【ちょいペダ用語NO9】ストラテジー[strategy] 目的達成のための策。戦略。

 これはちょいペダ語の最たるものだね。日本語で「戦略」って言えばいいことなのに、
「やっぱり、この場合のストラテジーというのはねぇー」
てなカンジで、わざと威厳がある風に言う人がいる。若い頃から外資系広告代理店に勤めてきて、「自分は英語が話せるから、エライ
んだー」なんて錯覚しているオジサンがよく使います。

 また全く戦略なんてことを理解していないのに、
「ストラテジーがいちばん大切なんだ」なんていうダメなオジサンもよく使います。そういう時、ちょっと意地悪な気持ちになって、
「すみません。ストラテジーってなんですかー(アホっぽく)?」って質問すると、"なんだ、おまえそんなことも知らないのかい。アホやね"と
言わんばかりのフリで、
「君。ストラテジーというのは戦略のことだよ」なんて答える。

"あんた日本語翻訳機かい。おいらが聞いているのはストラテジーの意味だよ"と思いつつも、さらにアホみたいな顔して、
「すいまへん。具体的にはどーいうことをいうんですか?アホなんで詳しくおーしーえーてねー」というと、たいていのオジサンは絶句し
て、
「戦略は戦略だからなー。なんて説明したらいいのかなー」なんてほざく。あんた、それ理解していないから具体的に話せないんだよと
いいたいところだが、グッとがまんして、
「じゃ自分で勉強してみます」なんて殊勝なことを言って帰ってくる。

・正しい語法
「桶狭間の時の信長のストラテジーって、夜陰に乗じて、少数精鋭で、今川義元のクビだけを狙ったことだよね」
 ストラテジーってカンタンに言えば「作戦」のことなんだよね。武器とか人員とかを論じる前に、どういう作戦で戦うかが重要でしょ?そ
れがストラテジーなのです。武蔵が多勢の吉岡一門と戦った時、一気に坂をかけあがり、パッと振り向いて一対一に持ち込んで、バッ
タバッタと倒していったのもストラテジー。一対一に持ち込めば、二本カタナを持っている自分の兵力の方が相手にまさるということを
計算してやったことなんだね。アッタマいい。

・間違った語法
「僕のストラテジーは、パッケージを真っ黒くするというものです」
 こりゃよくあるケースだね。でもこれって戦術でしょ?ストラテジーは、パッケージを既存の概念とは全く異なるものとしてみせるっていう
ことだよね。だから戦術として真っ黒くするという考えが浮かぶ。ここを混同して、戦術ばかりを話す人がいる。これは間違いなので
す。でもね。そういう人ほど、「ストラテジー」って言葉をよく使う。

・遣うのに最適なケース
 やっぱりストラテジーはしっかり勉強したあとに使った方がいいと思います。少なくとも10個くらいの具代的な戦略セオリーをアタマに
入れて、理論と具体を両方とも話せるようになってから使った方がかっこいい。
「ポーターの競争戦略で言うと」「ランチェスター戦略のセオリーは」「創造的模倣戦略を採用すると」なんてカンジで話すと、
「おー、この人は本物なんだー」
なんて思われると思いますよ。


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