4.オマージュ



【ちょいペダ用語NO4】オマージュ[(フランス) hommage] (1)尊敬。敬意。(2)賛辞。献辞。

 ひとことで言えば「物まね」なのに、ちょっとカッコつけて言うためのコトバって多いよね。昔だったら「コピー」と言っていたものを「カバ
ー」と言ったり、「オマージュ」と言ったり、「パスティーシュ」と言ったり、「トリビュート」と言ったり。

 でも、結局はパクリなんでしょ?

 とはいえ、心の中では"パクリ"と思っていても、そうは言わないで「オマージュ」と言うのがちょいペダ流なのです。

 つい最近教え子に、自分の書籍の理論をパクラれました。恩師であるおいらに一言の断りもなく、卒論に使いやがった。ものすごく
激怒したんだけど、こう言う時は、
「村山先生の理論のオマージュを、私の卒論でやりたいのですが、よろしいですか?」
とひとこと断ればいいのです。

"えっ!オマージュなの"
なんて単純なおいらはきっと喜んだに違いないです(でもその論文というのがひどい論文で、ロボットがヒューリスティックに考えること
は可能だというものでした。アホだね)。

・正しい語法
「荒野の7人って、黒澤明の7人の侍のオマージュだって知ってる?」
 オマージュは敬意を払うがゆえに、同じようなものを作ること。だから、この語法は正しいのです。ジョン・スタージェスって監督が「ク
ロサワはすごい(英語)」と言ったかどうかは知りませんが、その作品のすごさに敬意を表して、外国版にしようと思って作ったのが荒野
の7人なのでした。

・間違った語法
「コムロとかつんくって、オマージュの天才だよね」
 これは間違い。コムロもつんくも誰も尊敬していません。ただ、おカネが好きだから、いろいろな過去の名曲をパクって儲けているだ
けです。
 いや、おカネを尊敬しているのか。そう考えれば、オマージュかもしれません(しゃれ)。

「ビートルズのオマージュアルバム作ろうよ」
 これは語法としては正しいのですが、業界人はこういう言い方をしないで「トリビュートアルバム」という言い方をします。

トリビュート 【tribute】 賞賛・感謝などのあかしとしてささげるもの。賛辞。

【トリビュート盤】ある特定の音楽家に対し,尊敬や賞賛の意をこめて作られた CD・レコード盤。その音楽家の作品をとりあげることが
多い。

だそうです。結局、フランス語か英語かの違いだけで意味は同じなのね。でもちょいペダ流では業界人と思われるように、「トリビュー
ト」と言いましょう。

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