中判カメラによる水中撮影実験

水中写真というと「ニコノス」や、ハウジングを使った35mmカメラと相場が決まっていたが、今回、無謀にも、いや、果敢にも6×12判を使ってそれを行うという実験が、極秘裏に行われた。以下はその全貌である。ここで観たことは決して他言せぬように・・・。

日 時:平成15年9月某日
場 所:沖縄本島北部某所
参加者:首謀者 =畠山 某(木村伊兵衛賞作家)
     共謀者 =太田 某(ご存じ、村長さま)
     実験助手=拓ちゃん(芸大学院生)
     スクープ=村人1     

これが問題の秘密兵器。詳細はブラックボックス(透明じゃん)のため、解らず。
海岸に基地を構築したとたん訪れた人物。
海の家のおじさんを装ったスパイかも知れぬ。
まずは浅場で、各部の作動テスト。
今までの水中撮影では考えられなかった、三脚を使うところが、ミソのようである。
立っているのがやっとという、リーフの際で実験は行われた。やはり無謀である。
蛍光色に光る珊瑚。新種発見か?それとも何かの異変の前兆か?
ここでアクシデント。、なんと止め金が緩み浸水(忍びないので、写真は無し)。
その夜、遅くまで手入れすることとなる。
2日目は、彫刻家の卵、拓ちゃんが参加。
ここは透明度が悪く、すぐに、場所を移動することになった。
移動した場所は透明度も高く、いい雰囲気である。早速お魚さんも寄ってきた。
が、まてよ、魚の姿を装ったスパイかも知れぬ。
秘密実験を悟られぬよう、ピンホール写真を撮っているフリをする、村長さま。
どう見ても怪しい二人組。
ここでは、青色の珊瑚が。
「はい、チーズ。」
「おうおう、俺さまの縄張りで何してやがんでぇ。」
真っ直ぐなタツノオトシゴ発見!新種発見か?それとも何かの異変の前兆か?(もうええちゅねん)

海ブドウ?
「三脚よりこの方が、早いわい。」
こうして、誰にも気付かれることなく、実験は終了した。