宇宙まめ知識

銀河系の50億年後
わたしたちの太陽系が属する銀河系は、約50億年後に、アンドロメダ銀河と衝突すると言われています。これは、お互いの銀河の重力が働いているためです。
太陽だって動いている
地球など惑星は太陽の周りを回っています。では太陽はどうなのでしょうか。太陽だってあるものの周りを回っています。あるものとは何か?それは銀河系の中心です。中心から約2万8千光年(光年とは光が1年間に進む距離。光は秒速約38万キロメートル)離れたところを、秒速約220キロメートルの速度で動いており、約2億年で1周します。
太陽の寿命
太陽の寿命は約100億年と言われています。誕生したのは今から約50億年前。人間で言えば現在40歳くらいです。ということは50億年後にはなくなるわけですが、最後はどうなるのでしょう。太陽はいよいよ最後をむかえると、地球をのみ込むくらいまで膨張し、赤くて巨大な星「赤色矮星(せきしょくわいせい)」になると言われています。
地球の水は元彗星?
わたしたちが生きていくうえで欠かせないものの一つに「水」があります。最近、地球上の水の約30パーセントは彗星が衝突することによってもたらされたとする科学者がでてきました。中には100パーセント彗星がもたらしたとする科学者もいます。これだけでもへーっという感じですが、実は現在でも「氷天体」と呼ばれるものが地球にそそいでいて、毎日数万トンもの水が地球に供給されているのではないかと言われています。
宇宙は一つではない?
「宇宙の果てはあるのだろうか?もし果てがあるのならその外側はどのようになっているのだろうか?」
このようなことを考えたことはありませんか?最近の研究では、宇宙は一つではなく無数にあり、お互いが「ワームホール」と呼ばれる管のようなものでつながっているのではないかと考えられています。こう考えられはじめた背景には宇宙の起源があげられます。わたしたちの住む宇宙は140億年ほど前に誕生したと言われています。はじめ原子よりもはるかに小さかった宇宙が「インフレーション」と呼ばれる急激な加速度的膨張をはじめ、やがて「ビッグバン」と呼ばれる大爆発を起こし、膨張を続けます。ちなみにこのときの温度は100万度×1兆×1兆という途方もない、いわゆる天文学的数字に達したと言われています。この宇宙の誕生を考える上で、宇宙は一つではなく無数にあり「親宇宙」が「子宇宙」を、「子宇宙」が「孫宇宙」・・・と生み出していくのではないかと考えられたのです。

宇宙

銀河系

太陽系

銀河系の中心は超巨大なブラックホール
光さえも逃げることのできなブラックホール。銀河系に限らず、銀河の中心には超巨大なブラックホールが存在すると考えられています。銀河系の中心にあるブラックホールの質量は太陽の約300万倍だそうです。
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