旅のノート(1):余談あれこれ

Dear my daughters
シルクロードの最深部「ウズベキスタン」に行って来ました。関西空港を飛び立った飛行機のモニターを見ていたら「タシケント:5515km」と有りました。タシケントからヒワまでは、空路750kmです。一寸気取って言うと「シルクロードの東の端、正倉院から6200km」と言うことになります。今までに行った所は何処もそうでしたが、ここもやはり念願の地「サマルカンド、ブハラ、ヒヴァ」です。
でも、帰ってから一ヶ月経つか経たないうちに、東の方で暴動がありましたね。ヤレヤレです。

砂漠の町に雨が降る
確かに4月のウズベキスタンは、降水量の多い月です。それにしても「今年になって初めての雨」に、それも実働6日間の内3日間も雨に遭うとは。めったに無いことに遭遇したのだから「とても幸運でした」と思うことにします。
土地の人曰く「夏が来たと思ったら、又冬がやって来た」と。寒かったですね。丁度ここ宮城県の2月末並みの寒さでした。サマルカンドの二日目、目を覚ましてホテルの窓からザラフシャン山脈の方を見たら、すっかり雪化粧をしていました。その日のペンジケント行きは、綺麗なことは綺麗だったのですが・・・・。
総じて「雨に寒さ」、さすがに自慢のフットワークも湿り勝ち、写真のアングルも単調になってしまいました。何時の日か「抜けるような青空の下で」、又宿題が増えました。

傘をさし、ヤッケで核武装しているのは我々だけ。
現地の人は、傘もさしていない。

ブハラ アルク城にて

写真は1000スム
「写真は1000スム、ビデオは1500スム」、これを収めればモスクも博物館も撮影が自由。こんなのは、初めて。「モスクでは撮影は駄目」といわれたことは有ったのですが・・・。
モスリムの国で「女性の写真?」、おっかなびっくりでした。ところがどうでしょう、カメラを見せて「OK」とやったらニッコリと笑ってポーズを取ってくれました。女性でこれですから、バザールの「肉屋さん、魚屋さん」などのオジサンはバッチリです。「コリア?ジャパン?」「ノー、トーキョ・ジャパン」とか何とか言って、最後には握手までしてお礼を言ってきました。帰ってから写真を現像したら、やけに美人の写真が多かった。それにミニスカートは、さすがに無かった。(写真代は、1500スム、800スムの所もありました。)


ベールは被っていません.でもさすがにミニスカートはいませんでした。

サマルカンド グリ・アミール廟にて

ビールにワイン
食事の時にビールもワインもOK。これでモスリムの国?どこかの国では、ノンアルコールのビールが出ていたのに。葡萄が沢山取れるんだから、ワインは仕方ないか。干し葡萄ばっかりではねー。(帝政ロシアの影響でしょうか?)