今回の旅で一番驚いたのがこれです。なんととてつもないことをやるのだなーと感心しました。
左上:良く見かける風景です。飛砂を防止するために、葦や麦藁などを先端を10cmほど出して草方格に埋め込んだもので一辺が1mくらいあります。これにより砂垣、風蝕、飛砂を防ぎます。
右上:所が塔中に近付くにつれて、こんな風景が出てきました。砂漠の中に緑のベルトが伸びているのです。タマリスクやソソサイと言う耐乾性、耐熱性、耐塩性の優れた植物による砂防林です。これは凄いと思いました。
脱帽と思ったのが下の写真です。葦を植え込んだ間にタマリスクやソソサイの幼苗を植え込み、其の周りに直径20mmほどの黒いビニールホースが延々と這わせてあるのです。そして幼苗の根元の部分にピンホールが開けられており、そこから水が点滴灌漑されているのです。水は約4kmごとに地下水をくみ上げています。番人もいるんだそうです。右下の写真を見てください。ホースにも根元にも白い部分が見えますね。これは塩が出てきているのです。 |