1、旅のノート

1、目的
カラパタールトレッキングの時に、同行の方からアンナプルナ方面の「ネパールの国花ラリグラスー石楠花ー」の晴らしさを、吹き込まれてしまった。色々調べたら、高度障害のでる高さでもないし、8000m級も見られるし、人々の生活風景も見られる。それにここなら、足の弱い妻でも歩けそうだ。カラパタールは一人で楽しんだので、その罪滅ぼしもできそうだ。パーソナル・ポーターを勤めれば、点数稼ぎにも成りそうだ。こういう動機で「石楠花」を見に行く事にしました。流石、物凄いですね。電柱くらいの樹にビッシリと花をつけ、山肌の色が赤とピンク変わっていました。

2、天候
見るべきものは、一応全部見られましたから恵まれたのでしょうね。ゴレパニ峠では、小雨に会い、雹にも遭いました。瞬間的には、傘や雨具も出しました。地形は、西にカリガンダキ、東にはモディコーラの大峡谷。北にはアンナプルナの 氷河、おまけに南東は暑いポカラ。乾季とは言え、これでは天候は安定しません。全体
として雲の多い天気でした。プーンヒルからの展望は、夜明け後の少しの間だけでした。

3、スタッフの事
私達を支えてくれているスタッフ、特にポーターは中々その全容が掴めません。幸い今回は其れがバッチリ掴めました。

  私達ゲスト      24名  (多いですね。メンバー間の交流が少なくなります)

  ツアーリーダー      1名
 

  ガイド
         ラクパ・シェルパさん  (余りにもゲストが多いので、現地の旅
               行社から最初から最後までつきました。日本語が堪能。どうして
               日本語を習ったのですかと尋ねたら、日本人には、英語では通
               じないからと言われてしまった)

  サーダー       ゴレ・マガルさん (スタッフの総てを彼の出身地で固めていた)

  シェルパ        9名
               マンクマール、ボスクマール、ラジュ、ラムクマール、ラジェンドウ
               ガネッシュ、チェリン、チットラ、チャクラ

  カメラポーター    4名

  コック          2名
               ダンバール、ビシュヌ・マガール

  キッチンボーイ    4名
               サルキ、プラカス、アムレッティ、クリシュナ

  キッチンアシスタント 3名
                ラットナ、ピレム、ヒガム

  ポーター・ヘッド    ビシュヌ・チェットリ

  ポータ        26名 (内女性5名,持つ荷物は同じ重量で、賃金も同じとか。)
                    荷物が無くなると、途中から居なくなる

  以上総勢51名。一人に付き2名のスタッフがつくことになる。

ガイドブックによると、このコースには「山賊」が出る所があるとでています。村から村へと生活道を歩き、村の中でテントを張ります。だから注意が必要なのでしょう。
  

私達の前に、最後の最後、お別れのときに顔を出したのが左の写真の人達です。彼らはテントサイトでは何時も「寝ずの番」をしていてくれたガードマンだったのです。道理で、騒がしい夜があったはずだ。



話は変わりますが、トレッキングを終了した翌日に、今回の トレッキングを請け負ったカトマンズの旅行社の前を通ったら、シェルパ達が今回の賃金を貰いに来ていました。 これから,村に帰るのだと言っていました。

4、食事
何も心配がいりませんでした。コックたちが腕を振るって日本人に会わせた食事を作て呉れました。安倍川餅、ちらしずし、ピザ、フルーツケーキまで出ました。美味しかったのは、インスタントラーメンを短く切った物が入った「ラーメンスープ」。疲れた体には、凄く美味しく感じました。しかしなんと言っても絶品だったのが、先ほどまで庭を駆け回っていた鶏を使った「フライドチキン」。滅茶苦茶に硬かったけど、味は抜群。

5、トイレの事
村の中にテントを張りますから、トイレはほとんど常設の物を使います。綺麗です。でもトイレテントも張ってくれました。何れの場合も、紙は焼却処分をする為に、ポリ袋に入れます。行動中の物は、各人が持ち帰りになりますからジッパー付きで、不透明なポリ袋を持っていきました。クンブー方面とは、大分違います。

背景は、ネーパールの手漉き紙のレターペーパー。