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典型的なケープコッド様式の家です。開拓時代は、こういうシンプルな建築が主流だったとか。
左右対称で真ん中に煙突があり、屋根の端と外壁の差(軒)があまりない。正面から見ると1階建てに見える、というのが特徴です。
ドア左右の窓を見ると、上下に開閉するタイプの窓で、上下ともに8個のパネルに仕切られていますね。このスタイルを「エイト・オーバー・エイト(8枚の上に8)」と言います。
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ダッチ・ギャンブレル(オランダ農家風)様式の家です。左側に屋根の線が見えますね。将棋の駒を潰したような五角形になっているでしょう?これがダッチ・ギャンブレルの特徴です。農家の納屋の形だそうです。(この家の窓は、12オーバー12ですね。
素朴な感じが良し、2回の天井が高いのも良し。
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これもケープコッド様式ですが、奥の屋根は扇を開いたように2本ありますよね(1本は1階のレベルに向けて、2本目は2階のレベルに向けて、←)。これは、古い家の屋根裏部屋の天井を上げて、フルサイズの2階に改築した証拠なのです。この辺りには、こういった改築を経た建物が多く、両側に屋根の線が2本ずつ入っているものも良くあります。
ちょっと見えにくいのですが、この家の窓は、上下とも6個のパネルに仕切られています。6オーバー6です。
窓一つとっても、色んなスタイルがあります。これを忘れて窓を買い換えたりすると、あとで返品する羽目になりますこの辺りでは、不動産の評価をするときに、面積・部屋数に加えて、同じスタイルの建物同士で比較します。なので、様式を覚えるのは大切なのです。
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シングル様式だと思うのですが、全然自信ありません。
2階半建て、非対称の形自体はよくあるスタイルなのですが、ポーチがあるのが独特です。
この辺りの家屋にはポーチはあまりないんです。ノースカロライナの人に言われて気付きました。
確かに、南部ならポーチでロッキング・チェアに腰掛けて一杯、というものアリです。
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珍しい形なので、撮影しました。3階から2階にかけて屋根の線が一続き、というのは稀です。
1階の手前も、台形に張り出しているし、3階の更に奥にもう1層あるようだし。
こんな家を、セントラル・ヒーティングで暖房するのはお金がかかるでしょうね。
それにしても、豪邸ですねー。
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集合住宅です。
コンドミニアムといいます。日本でならマンションという形態です。
長方形で縦に長い高層マンションビルとは異なり、屋根の向きを変えたり変化をつけて、多少愛想がありますね。それなりに、地域に溶け込むようにデザインしてあるのかもしれません。
元に戻ります。
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