保健室羊先輩シナリオ。


とは言っても他の作品から見れば、大して売れてないイマイチ認知度が低いために
いきなり書き始めたところでワケがわからないだろうことは容易です。
そのため、あらすじ人物説明を読んでいただくことをおすすめいたします。

ちなみに、羊になった先輩はこんな感じ(ネタバレ)です。
これも頭に入れておくと吉。




では、スタート!(訳:獣姦に嫌悪感がある方は見ないように)





僕は、咲世里先輩が好きだ。


学校で、羊になった先輩が心無い人たちに襲われたとき、
考える前に身体が動いていた。

相手は柔道部。しかも複数。
なよなよした僕が勝てる可能性なんて、一切なかった。


それでも、僕はためらわずに先輩の元へ走り、先輩を抱え込んで守った。
殴られた。蹴られた。痛いに決まってる。
だけど、それがどうした。
この人は、咲世里先輩なんだ。
お前たちが親衛隊とか言ってる相手の、咲世里先輩なんだ。


そしてなにより、僕の好きな、咲世里先輩なんだ。


涙で顔を濡らす一匹の羊。
これが、僕の好きな人。


そうはっきりわかったとき、僕はもうためらいなんかなかった。
周りからどれだけバカにされても、変態扱いされても、構わない。
この人が、僕の彼女なんだ。


だから、彼女を抱えて。
いや、抱っこして。
ラブホテルへ行くことだって、何の問題もないんだ。
そうだよね?先輩。




お風呂場で、咲世里先輩の毛皮にボディソープをいっぱいかけて、泡立てる。


咲世里:「ふふっ、うふふっ・・・・・・くすぐったぁい・・・・・・」


湖太郎:「ほら、咲世里先輩、じっとしてて」


汚れてしまった先輩の毛皮を、やさしく洗ってあげる。
そのたびに、うふふと可愛らしい笑い声をあげる先輩。
学園ではクールで通っている先輩の、こんな声を聞けるのは僕だけ。
そう思うと、顔が不自然にほころぶのがわかる。


咲世里:「うふふっ・・・・・・」


僕の考えなんかお見通しみたいで、もっと甘い声を出しながら、
極上のウールをこすりつけ、僕の身体を洗ってくれる。
くすぐったい。でも、気持ちいい。


僕らは、くすくす笑いながら、お互いの身体を洗いっこした。


ぱくっ


湖太郎:「え?」


急に、電気が走ったような刺激。
その先を見ると、先輩が、僕の先っぽをちょこん、と咥えていた。


湖太郎:「わっ!ダメだよ」


咲世里:「くすくす・・・・・・」


ちっちゃな口で、ちゅっちゅっとキス。
先っぽを、ちろちろと舐めまわしていく。


咲世里:「ちゅっ、くちゅ、ぴちゃ・・・・・・んんんっ・・・・・・
      ちゅ、くちゅ・・・・・・んんんっあふ・・・・・・くちゅ・・・・・・」


湖太郎:「はぅ、先輩ってば・・・・・・」


やがて、先輩の声が止まる。
ちろちろしていただけの愛撫が、だんだんと激しく、熱を帯びてくる。


咲世里:「くちゅ・・・・・・ちゅっ、んんっ・・・・・・ちゅっ、ぴちゃ・・・・・・
      くちゅ・・・・・・あふ・・・・・・」


ときどき漏れる吐息。
先輩が、興奮しだしているのがわかる。

羊とはいえ、人間に近い顔のつくりだから、
人間のときとそんなに変わらないフェラチオ。


咲世里:「あふぅ・・・ぴちゃ・・・・・・ううん・・・・・・」


一心不乱に舐め続ける先輩。
その様子がかわいらしくて、愛しい。


でも、ちょっとだけ、違う感情も生まれていた。


先輩にとっては、とても残念な感情。



「人間のときより、気持ちよくない」のだ。



羊の先輩は、手を使った愛撫ができない。
いつも、人が変わったように手でしごき、舌を使って
僕の根本から吸い取るようなフェラチオを知っている僕にとって、
今の愛撫は・・・・・・物足りない。


贅沢なことはわかっている。
人間の先輩と、羊の先輩。
どちらも愛しているのは間違いないんだ。

それでも、羊の先輩のときはあのフェラチオが味わえないんだ・・・・・・
そう思うと、少しだけ、悲しかった。


咲世里:「ぴちゃあっ・・・・くうん・・・・・・」


先輩は、どんどん高まってくる。
ああ、先輩、気持ちよさそうだな。
うん。羊のときは、僕が先輩をリードしてあげよう。
先輩を、気持ちよくさせてあげよう。



そのときだった。



ぴ く ん



湖太郎:「ふああっ?!」



突然、ショートしたみたいに電気の量が強まる。



湖太郎:「はああっ!な、なに?これぇ・・・・・」


数秒前とは全然違う、猛烈な締め付け。
今までに感じたことがない刺激に、女の子みたいな悲鳴をあげてしまう。


湖太郎:「あふうっ!せ、先輩っ!?」


助けを求めるように、先輩を見る。
何をしたの?どうしていきなり?

途切れそうな意識の中で、かわいらしく僕を舐めていたはずの先輩。



その、先輩は。







!!?



せ、先輩?その三白眼はなに!?




むくむくむくりっ









リアルにジョブチェンジしてるうううぅぅぅぅ!!






どこ?あのかわいらしい先輩はどこ?


同じ「羊」のハズなのに、さっきまでとは似ても似つかない姿。
伸びた鼻。広がった目。
「ふごっ!ふごっ!」という荒々しく吐かれる息。

落ち着け・・・・・・彼女は、咲世里先輩なんだ・・・・・・・・

懸命に彼女の姿を思い浮かべ、冷静さを取り戻そうとする。
なんでだ?なんでこんな姿になってしまったんだ?

ほどなくして、僕の頭に一つの答えが浮かんだ。


そ、そうか・・・・
先輩は、興奮すると羊になる体質。
今までは、羊になった時点で興奮を抑える努力をしていたから、そこで終わった。

だけど、僕が羊の先輩を好きだって言ったから、僕の前で興奮を抑えなくなった。
興奮が開放されて、さらに、さらに高まっていった。
その結果が、今の姿・・・・・・


そう・・・羊変化はこれで終わりじゃなかった・・・・・・
未曾有の興奮が、先輩を更なる進化へと導いたんだ・・・・・・



つまり!
先輩はさらに進化したんだ!!



そうだよ!僕が、先輩をアルティメットへと導いたんだ!
好きな人の一番深い、本当の姿を、僕だけがこうやって見られる。
なんて、なんて素晴らしいことなんだろう!

そうとわかれば、僕の答えはただ一つ。
この姿の先輩を愛し、慈しむことに決まってるじゃないか!


さあ咲世里先輩、もっと、もっとお互いをさらけ出そう。
そのつぶらな瞳を、もっとよく見せて・・・・・・



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



こえええええええええええええええええ!!



小学生:「ひつじさんってかわいいよねー」
ウソつけこのクソガキ!
最低5センチまで接近してからもう一度言ってみろ!
どこがつぶらだ!一人くらい殺っててもいおかしくない目じゃねえか!
しかも、僕の一番大事なところが口の中に・・・・・・!


そそそ、そうだ!
先輩に咥えられたまんまじゃないか!
早く、早く抜かなきゃ・・・・・・・・!!



気づくと、先輩の口にはちきれんばかりに納まっていたモノが、
すっかり血液が抜けて縮こまっていた。

よ、よし!今なら唾液のヌルヌルを利用してスポッと・・・・・・




カ リ ッ




噛まれたあああああああああ!!




ヤバイ!YABAIよ!
先輩が・・・・・先輩の人間の意識が!!
このままじゃ!僕のおちんちんが干草代わりに!
抜かなきゃ!早く抜かなきゃ!!



湖太郎:「せんぱい・・・・離してっ!」



必死で目の前の先輩(進化形)に呼びかける僕。
でも、先輩は「何で?」とでも言いたげに、下から睨みつける。
いつもならかわいらしいその姿も、進化形ではガンをくれてるようにしか見えない。



カリッ カリリッ



湖太郎:「あはあんっ!先輩、離してよぉ!」



早く!早く抜かないと・・・・・ちぎられる!!
僕はあせった。腰を必死で引き、後ろに引き抜こうとする。

だけど、先輩はそれを許してくれない。
「ふごっ、ふごっ」
僕が腰を引くよりも早く、先輩の口が僕のおちんちんを捉える。
4本足での力強いダッシュに、僕の不安定な後ろ歩きが勝てるわけないんだ。



湖太郎:「はうん!はううんっ!」



え?



何回か逃げたところで、僕は奇妙なことに気づく。



僕・・・・・・どうしてこんな女の子みたいな声、あげてるんだろう?



先輩が噛んでくるたびに勝手に上がる。かん高い声。
いくら僕がなよなよしてるからって、普段は絶対こんな声出さない。

こんな声出したのって・・・・・そうだ、
フェラの途中でいきなり先輩が進化したときが初めてだ・・・・・
あのときは、あまりの気持ちよさにビックリして・・・・・・


・・・・・気持ちいい?


ま、まさか。
先輩は、僕のおちんちんを噛みちぎろうとしてるんだよ?
何回も、何回も噛んで・・・・・・



・・・・・じゃあ、なんでいつまでもちぎられないの?



僕の足が止まる。
先輩もあわせて止まり、一瞬の空白ができる。
僕は噛まれてから初めて、自分の下半身に集中してみた。
すると、



湖太郎:「・・・・・・・・・なんで?なんで・・・・・こんなに大きく・・・・・・」



勃起、していた。
先輩と、セックスしてるときみたいに。

ううん。正直に言おう。
それ以上に、硬く、太く、大きくなっていた。
見えていないけど、先輩の歯を伝って、そうなっているのがよくわかった。



にやっ



先輩が、笑ったように見えた。
そして、僕が呟いた「なんで?」の疑問に答えるように、



カリリッ



湖太郎:「あひいいいいいん!」



はっきりとわかった。
先輩は、ちぎるつもりなんかないんだ。
これは、歯を使った立派なフェラチオだったんだ!

そうわかると、おちんちんがもっと大きくなった気がした。
まるで、「先輩の歯を、もっと味わいたいんだ」と、自己主張してるように。



湖太郎:「はうっ!はううんっ!」



そうか!先輩は痛くなるギリギリの力で噛んでいるんだ!
羊は、草をすりつぶして食べるから、臼歯が異常に発達している!
ギリギリの力で噛み、臼歯をフルに使ってすりつぶすようにしごき上げる!
それが、人間では決して味わえない感覚を作り出すッ!!

まさに!まさに羊でしかできなシープズ・フェラ!!

人間を相手にしてる限り決して味わえないこの歯の妙技が!
通常の人が決して味わえないこの臼感覚がッ!
僕に、通常では決して出せない声を出させているんだ・・・・・・・ッッ!!



湖太郎:「せんぱいいいぃぃん!きもひ、きもちいひよおおぉぉ!!」



歯で、僕の皮を剥かれる快感に、僕はただただ声を上げる。
これが、僕の本当の姿。
先輩にだけ見せられる、僕の、真実の姿・・・・・・!



湖太郎:「あひいいいいいいい・・・・・・え?」



ふいに、歯が上下に離れる。
もう、もう終わりなの?
目に涙をためて、僕は先輩を見つめる。



咲世里(羊):「ほんなわへないひゃない(そんなわけないじゃない)」



先輩?進化してもちゃんと喋れ・・・・・・




ぬ ろ お お お お ん




湖太郎:「ひいいいいいぃぃぃんん!し、したがあああはあああ!!」






未知。
まさに、未知という単語に相応しい感触だった。

どんなに女性との経験が豊富な人でも、
絶対に、今、僕が捕らわれている衝動はわかってはもらえないだろう。
上手いだとか下手だとか、気持ちいいとか気持ちよくないとか、
そんなものを全て超えてしまっているんだから。

だから、ありのまま起こっている事実だけを話そう。
舌が、



巻 き つ い て い る の だ



わかる!?
舌が、舌がらせんのように絡み付いてるんだよ!

羊の弾力に富んだ舌が!
僕のカリ首と裏スジを同時に!!

それどころか!
僕のかせi・・・被りかかった皮をめくり上げてくる・・・ッ!


「面」ではなく・・・・・・「円」での接触!


人間としか体験が無い若人たちに!
面での愛撫でしか知らない君たちに!
この感覚がッ!わかるというのかッ!!



湖太郎:「はああああんっ・・・・・・せ、せんぱぁい・・・・・・」



涙が、流れていた。
気持ちいい?痛い?わかんない。

歯のときは気持ちいいとはっきりわかったけど、これはそれだけじゃない。
考えようとしても、舌に遮断される。

僕はただただ、先輩の円の動きに惑わされ、
情けない喘ぎ声をあげるばかりだった。



咲世里(羊):「ぶじゅっ・・・・・じゅるうう・・・・・・」



こんな音、聞いたことないよ。
本当に、男女の交わりで出せる音なの?
それくらい大きく、淫猥な奇音が、ホテルの一室に木霊する。



でろん



舌の交わりが、一層きつくなった。
根本から先まで、粘膜も皮もいっしょくたに反応する。
何かが・・・・・・くるっ!



じゅぼおおおおっ!じゅぼおおおおっ!!



螺旋のまま上下にいいひぃいいぃぃん!!



湖太郎:「はううううんっ!皮が!皮がネジ切られるううううう!!」



右に左に手前に奥に。
先輩は上下に顔を動かしているだけだというのに、
らせんが、メビウスのマジックが、先輩の舌の中を駆け巡る。


じゅぶるるるる!じゅぶるるるる!じゅぶるるるる!


その動き、速さ、誰が呼んだかドリルフェラ。
ドリル、まわしまーす!輪姦まわされてまーす!(CV:おみ○らまゆこ)



極限まで剥かれた皮。
自分では防衛本能の名の下に決してたどり着けない領域。


ね、根本までへえええん!


いわば、絶対領域。
そう確信できるほどに、己自身の全てが粘膜と化す。
僕の隠されていた全てが、今、白日の下に晒される。
みんな、僕を見て!本当の僕を見てえええぇぇぇ!!



初めて晒された粘膜は、好奇心に満ちた赤ちゃんのように
全ての刺激を受け止める。
ああ、こうして人は成長していくんだね。

成長の証に、今までマジックにしか見えなかった舌の妙技が、
実は当たっている各部分で違ったハーモニーを奏でていることに気づく。



湖太郎:「はああゥ!!違う!違うよおお!
      この舌・・・・同じじゃないいいいいいん!!」



先輩が、にやっと笑う。「ようやく気づいたか」
肯定するように、メビウスがより強く、より早く。



湖太郎:「ふはああああああ!ひたが、ひたがおどっへえええ!」




〜以下、舌の各部分の説明に入ります〜



僕の根本!つまり、先輩の舌のさきっぽは歯ごたえバツグン!!
舌のなかでもっとも皮が厚くてコリッコリ!
細かく包丁を入れるとグッドだネ!



中間部分は初心者にオススメ!
やや厚めに切ると、他では味わえない歯ごたえが楽しめるぞ!
苦手な方は、薄めのスライスが明日への活力だ!



さあ、ラストは僕のさきっぽ!先輩の身体に最も近い舌の根本だ!
とにかく脂のノリが素晴らしい!
中で溶けてしまいそうなほどにやわらかいんだ!
ヘタな調理は不要!
スモークしたのをそのままペロっといただくのがOK牧場!
「脂っこいのはイヤ〜」
そんな贅沢者はほんのり軽く炙るとすうっと身体にしみこんでいくよ!



〜説明終了〜



湖太郎:「さ、さすがは希少品!
      数が少ないだけあって魅力も満載あひぃぃぃぃん!」



大胆にて繊細。
そんな先輩の魅力を最大に表現した舌。



湖太郎:「せ、せんぱああはあああい!ぼく、ぼくうううう!」



その魔力に、とうとう僕は限界を迎える。
僕、もう牛タンなんか食べられないよ。
こんなに素晴らしい味を、知ってしまったから。



じゅぶるるるる!じゅっぷうううううう!



これが・・・・・・・羊タン!!



最後までとことん味わってもらおうと、らせんはさらにパワーアップ。
一本まるごと最後まで召し上がれ。
そんな想いを込めてのスパーキング!

僕のはじめてが!
僕の鮮やかな粘膜が!初めて!日の光を見るっ!
そうだ、さっきの涙は!新しい人生を迎える時の涙だったんだ!




湖太郎:「せんぱあい!ぼくの!ぼくのきもひい!
      うけとってくださああははあああああああいぃぃぃぃ!!!!」



どぴゅああああああっ!!!



僕の愛は、先輩の身体へと入っていった。
これが、僕の気持ちだよ、先輩。
どうかな?








先輩は、まだまだ満足していない。
その目が、「劇場版は三部作よ」と訴えている。


オーケー先輩。僕もわかっていたんだ。


だって。


生まれ変わった僕自身は、こんなにも、大きなまんまなんだから。





(一度休憩して、緑でも眺めて気を落ち着かせてから続きをどうぞ)





輝いていた。


先輩の口から抜き取られたモノ。
今までの人生の中で、ずうっと暗い地面の中で育ってきたモノ。

それが今、初めて、光を知った。
初めての希望を受けて、生の喜びを知った。
幸せを全身で表現するかのように、らんらんと、つやつやと輝いていた。
おはよう、新しい生命。
よろしくお願いします、ご主人様。


しかし、対面を喜んでいるヒマは、僕にはなかった。


だって、目の前には、僕よりももっと、
この生命を受け入れたい人が、同じようにらんらんとした目で待っているんだから。





もう、2人の間に、言葉なんかいらない。
想いは、全てを凌駕するんだ。


湖太郎:「ま、待たせたね、はあ、せんぱい・・・・」


先輩の目に。これから起こる、未知との遭遇に。
舌がうまく回らない。意識が、全部おちんちんに集中する。



先輩の腰を掴むと、ちょっと乱暴に後ろを向かせる。



なんとなくベタ。(実際は必要なし)



咲世里(羊):「あぁん」



形だけの抵抗をして、先輩は僕にお尻を曝け出す。
毛のちょっと薄くなった部分から、かわいらしい穴が顔を覗かせている。
そして・・・・・その下には・・・・・・!


びっくん・・・・びっくん・・・・・びっくん・・・・・・・



湖太郎:「・・・・・・あ・・・・・・ああ・・・・・・」



先輩に気持ちよくなってもらうために。
まずは、受け入れる準備をしてあげなきゃ。

人間のときなら、僕は、まず舌を、指を伸ばしただろう。
先輩の襞を、真珠を、ゆっくりと愛撫してあげて。
ゆっくりと開いてあげる。
それが、男としての、せめてもの礼儀だと思っていた。



だけど。



湖太郎:「はあ・・・・・はあ・・・・・・・・」



釘付け、だった。
人間ではないはずの、あえて言えば、一匹の動物。
そのお尻に、魂が、遺伝子が、僕の全てが。


ダメだ・・・・・先輩を・・・・・・よろこばへて・・・・あげな・・・・・ひゃ・・・・・・・



そのとき、だった。



ぷりんっ



尻が、揺れた。



・・・・・・・・・・・・・・・ぷちん



湖太郎:「しりいいいひぃいいぃぃいいいい!!!」



ズ ボ ォ ッ



咲世里(羊):「ひいぃん!!」



僕は、この一瞬を覚えていない。
気づいたときには、僕のおなかと先輩のお尻は、完全に密着していた。
そして、ある感触が、意識を完全に引き戻した。



圧!





「つ、つぶれひゃうううふふふふううんんん!」


もちろん、声を出しているのは僕。


もう、締まるとかキツイとか、そういう次元ですらない。
圧力、ただ、圧倒的な圧力。
決して逃げられない四方八方を、塊が、襲い掛かってくる・・・・・・・ッ!

なのに、「痛い」とは決して感じない。

圧力が、僕のおちんちんを潰さんばかりに覆っているというのに、
痛みを感じるまさにギリギリのところで、蠢いているのだ。

しかも、その圧力と僕が触れる部分が、異常なほどに柔らかい。


前儀を一切していないにもかかわらず、先輩の中は、ぐじゅぐじゅになっていた。
すごい愛液・・・・それにしてはぬるぬるとした感触ではない。
あくまでも、自然な・・・・・生の・・・・・・!?

そうか!これは・・・・生肉の感触なんだ!


液体によって生まれたものではなく、肉本来の水分!
表面だけではなく、中までしっかりと濡れているから、肉の感触を隅々まで味わえる!
そのうるおいが人間とは比較にならないほど多いから、
愛液などに頼らなくても、柔らかさが肉棒にダイレクトに伝わってくるんだ!


そうとわかれば・・・・・・ッ!



ず・・・・・ずりゅっ



咲世里(羊):「はぁんっ!」



動いた!動いたぞッ!
あれだけの圧力!潰れんばかりの羊の膣内(なか)をッ!
肉だけの水分のみでッ!突き進むことができるぞッッ

怖くないッ!決してこの圧力は!
僕は・・・・この未知の領域を!制御できるぞっ!


今ならはっきりと、先輩にこう言える!



美味い・・・・・美味いぞおおおおオオオ!!!



ぶじゅるっ、ぶじゅううううっ。
一突きするたびに肉と粘膜が極限まで擦れあい、千切れそうになる。
だけど、そうは決してならないことはわかってるから。
これが、羊とのセックスだとわかった僕には、もう何も怖くない。
勇気があれば、なんだってできるんだ!



咲世里(羊):「あひっ!あふううん!!」



先輩の嬌声。
初めてなのに(羊でするのが)、僕のおちんちんで、喘いでいる。
その事実が、肉棒を更に大きく固くさせ、先輩の肉と密着する。
いやらしい音が、僕たちの空間を彩る。



湖太郎:「せんぱい!せんぱああいいい!」



ダメなのに。
そんなことを思っちゃダメなのに。


突き続けるうちに、禁忌の想いが頭に広がっていく。


どっちも先輩なのに。
羊も人間も、僕の大好きな先輩なのに。


ああっ!でもぉ!逆らえない!本能にはぁ!逆らえないのおおぉぉお!



思うのを止められない言葉、それは。



羊のほうが!
羊のほうが気持ちいひいいぃぃぃぃんんん!




どうにか言葉には出さずにいられたけど、もうこの想いは揺らがない。
でも、知ってしまった今、もう、逃げられない。

どれだけ気持ちいいのかは、僕の能力ではうまく説明できない。
それでも、なんとかみんなには伝えてみようと思う。


人間のこと嫌いになった訳じゃないから、 うまく言えないかもしれないけど・・・



最高だ、羊、人間よりずっと良い

羊のこのふかふかで柔らかい毛に比べたら

人間の胸の柔らかさなんてただの脂肪で物足りないよ、羊の毛は最高だ

ここも、締まりもすごくて、人間のじゃ全然いけないけど

羊には挿れるだけでもうすぐにもいっちゃいそうだ

人間のあんな体に溺れていたなんて自分で情けないよ

この吸い付くような肉に触れたら

もう人間のガバガバな中なんて挿れる気もしない

人間なんて子供が出来るしか価値のない屑生物だよ

羊さえ居れば俺は・・・ 羊ぃ、羊ぃぃ




ぐぶちゅっ!ぐぶちゅあっ!!


肉が、肉を、圧縮する。
そのほんのわずかな隙間を、ものすごい密度の液体が流動していく。

なんだ、この音は。
どんだけすごい量の愛液だったら、こんな音が出るんだ?

僕はちょっとだけ腰を引き、愛の結合部を見てみる。



湖太郎:「・・・・・・・・・・・・・・・・!?」



ありえなかった。


これだけいやらしい、大きな嬌音をあげているというのに。
先輩の穴からは、ただの、一滴も。



蜜が流れていないのだ



ど、どういうこと?
僕は慌てて、僕自身の肉を確認する。



そこで僕は、更なる驚愕を知ることになる。



湖太郎:「な・・・・・・・・・・・・・・なんだこれぇ!!??」



見えなかった。


僕と先輩を繋いでいたのは、白い棒。


そこにあるはずの肉の塊は、あとかたもなく消えうせていた。
一瞬、先輩の毛皮かと見間違うような、白くふわふわした棒。


でも、そうじゃない。


ふわふわなはずのものから、ぴちん、ぴちんと、小さな音が聞こえる。
3秒、4秒、5秒。
次第に音の、そして白そのものの正体が明らかになった。



ふわふわじゃない、ねっちょりだ。



そう、泡だ。

愛液の、泡だ。



先輩の愛液が、僕のおちんちんにびっちりと張り付いていたんだ。
あまりの量の多さに、肉の色が見えなくなるほどに。


なのに、先輩からも僕からも、泡が垂れる様子はまったくない。
僕のおちんちんを覆い隠すほどの量だというのに。



湖太郎:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・固体じゃないか・・・・・・・・!」



重力が、存在しなかった。
先輩の淫らな証は、僕の一部になっていた。


先輩との・・・・・・



羊とのセックスは、ニュートンをも超える



はは・・・・・・・ははは!
これが・・・・・・これが、真理か!

これが、これが羊との交わりなのか!
タブーとされてきた、獣姦というものなのか!



圧 倒 的 じ ゃ な い か



興奮の度合いが、僕のマックスを振り切る。
今まで最大値だったはずのおちんちんに、更に力が入る。
根本から、皮がはちきれそうだ。



くっ・・・早く!早く奥まで挿れないと!



腰を再び突き出そうとした、その時。




咲世里(羊):「こ・・・・・コタくん・・・・・・はやくぅ・・・・・・・・・」




どくん




おちんちんが、脱皮した。




湖太郎:「これが・・・僕の?」



信じられなかった。
血管はどのパーツよりも太く、脈を打っているのが一目で分かる。
自分の身体には不釣合いに膨張したそれは、
修羅場を潜り抜けた戦場兵のように、赤黒い肌を曝け出していた。

白い泡が、おちんちんの深い汚れを洗い流してしまったのだろうか。
それが一気に・・・?



いや、違う。



洗い流したのは、僕の心だ。



羊とエッチしての自分の乱れように、「本当にこれでいいのだろうか」という想い。
「羊の方が気持ちいい」という事実に、片隅に生まれた背徳感。

先輩への愛を疑問に思おうとしていた、弱い心。


全てを、先輩が、包んでくれたんだ。


僕の意識を飲み込んで、吸い尽くしてくれたんだ。



湖太郎:「なら・・・・・・・・・」



僕は、それに応えよう。



湖太郎:「ぼく・・・・・・いや、俺の・・・・・・・」



先輩の!その淫乱な穴に!!全身全霊をッ!!



湖太郎:「俺のをブチ込んでやるよおォォォ
      このメス羊がああアアアァァァァ!!!」



ずぶちゃああああああっ!!!!



咲世里(羊):「!!!はああああんッ!!!」



生まれ変わった俺の、渾身の突き。
ややよろけるも、敢然と受け止める先輩。
なんという器!なんという包容力!
これが・・・・・これが!羊だッ!!!



湖太郎:「くうっ・・・・・・ぬあああああああ!!」



ずぶちゃっ!ぬちゅぬちゅっぬちゅっ!!



くうっ・・・・・・気を抜いたら・・・・・・・千切れる!
もっと!もっと早く!もっと固くするんだ、湖太郎!



咲世里(羊):「やっ・・・・コタく・・・・・はげし・・・・・ああああっ!!」



膨らもうとする欲望と、絞り潰そうとする圧力。
2つの肉が交差しあい、破壊的な快感を作り出す。
女は先輩しか味わえない。男は僕しか味わえない。


これが、神がタブーのもとに封印した・・・・・・禁断の果実!!



湖太郎:「はあっ!はあっはあっ!!」


咲世里(羊):「はうっ!あっあっ・・・あううんっ!!」



興奮のあまり、掛け声に近い吐息が漏れる。
外に聞こえていても、決して不思議じゃない音量だ。

聴きたければ、聴けばいい。これが、僕と先輩の愛の証だ。
これだけの声、これだけの快感。
僕らだから、ここまでの気持ちよさを味わえるんだから。



湖太郎:「先輩!先輩先輩!!」


咲世里(羊):「コタく・・・・・はげしすぎ・・・・・いいいいぃぃぃっ!!」



ぐりんっ!!



湖太郎:「はうおおっ!!?」



先輩の中が、うねる。
肉が、おちんちんをひねり上げるように、まとわりついていく。
負けないように押し込むと、



ぎゅいん



!!


まわる!!
僕のおちんちんが、ねじりまわる!!


圧力に加えて、ひねりとられるような感覚。
どこかで・・・エッチ以外のどこかで、こんなものがあったような・・・・



そうだ!そうだ、ドリルだ!!



先輩が肉の中でドリルを作り出し、自らの奥を開かせようとしている。
今まで誰も入り口さえ触れられなかったその岩壁。
僕だけが壁の向こうを見ることを。
そして、その奥を触ることを、先輩は、望んでいる。

なら・・・



湖太郎:「俺が壊してやるよ!せんぱあああァァァいっっっ!!」



ぎゅるん!ぎゅるんじゅるんじゅぶうっ!!



咲世里(羊):「はああああっ!また!また早くなっ、たあああああん!!」



少なくとも、このラブホテルの中で、こんな音が響いたことはないだろう。
それほどまでに、通常とはかけ離れていた音だった。

だけど、これだけは言える。
聴いた人は間違いなく、劣情を高まらせると。



咲世里(羊):「こ・・・コタくん!だめえ!もう・・・・だめえっ!!」



先輩の声が、せっぱつまったものになっていく。
またしても初めての声に、僕は更に高まっていく。



湖太郎:「先輩・・・くっ・・・・・イキそうなの・・・・・・・?」


咲世里(羊):「わかんな・・・いっ!!いつものと・・・・・・違うのお!
         はっ!はああああん!!」



とまどっているようだった。
先輩も、はじめての快感を感じてくれているのだろうか。

いいんだよ、先輩。
こうやって、2人だけのはじめてを、たくさん作っていこう。
僕たちだけの秘密。僕たちだけの絆。
たくさん、たくさん共有しようね。



湖太郎:「イッていいよ・・・・・んんっ・・・・・どんどん・・・・・イッちゃいなよ!」



咲世里(羊):「わかんない!わかんないのお!
         コタくん!コタくううんっ!ふあああああああ!!」



しきりにわかんないを繰り返す先輩。
大丈夫。僕が全部、受け止める・・・・・!



咲世里(羊):「くうんっ!はああっ!何か!!何かくるのおおおおおっ!!」



湖太郎:「だいじょうぶだ!俺がついて・・・・・くううううっ!」



ドリルが折れそうなほどに、圧力が固さとなって襲ってくる。



湖太郎:「イッちゃいなよ・・・・せんぱいっ!」



咲世里(羊):「あああ!これえっ!これ、イクのおっ!?
         ちがいすぎて・・・・・・ああああん!!」



そうだよ、先輩は、イクんだよ!



力を振り絞り、腰を奥にたたきつける。
回転数を超えたドリルが、最後の壁にヒビを入れた。



咲世里(羊):「ああああっ!!!のぼ!のぼるよおおおおおっ!!」



湖太郎:「せんぱああああいっ!」



イク。僕はそう確信した。




しかし、




咲世里(羊):「あああああ、」




絶叫するかと思われた声が突然ピタリと止んだ。




湖太郎:「え?」




咲世里(羊):「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・め・・・・・・」




湖太郎:「め?」






「メエエエエエエエエエェェェェェェ
ェェェェェェ!!!!」







!!?