これであなたも超空間住人だ!! 「は じ め て の ち ょ う く う か ん」 第1部 インストール編 |
まずは、パッケージを開封してみましょう。 はい!これが魅惑の同梱物の全てです!! オイオイちょっとシンプルすぎやしねえか?とか マニュアルは一体どこにあるのん?落丁?と思った皆さんに 説明しておかなければなりません。 超空間のコンセプト。それはエコロジー。 近年、地球の温暖化現象が問題になっています。 その原因として、森林伐採が絡んでいるのは間違いないでしょう。 長年かけて世の中を見つめてきた木が人間の私欲のために切り倒されています。 その木が、本やマニュアルなどの紙の材料として使用されてしまうのです。 超空間は考えました。 「これ以上俺たちの地球を汚すわけにはいかない・・・・・・!!」 1法人が出来ることなぞたかが知れています。 しかし、僕らの地球を守るため、ほんのちっぽけなことでも動かなければならないのです。 彼らに出来ること、それはできるだけ紙の消費を押さえること。 緑を守るため、そして、未来を守るため。 彼らが選んだ道。それがマニュアル・レス方式なのです。 前作のありす+2にもマニュアルは入っていなかったのですが、 あくまでもアニメーションなので不必要だと思い入れなかったのだと 解釈してしまいましたが、そんなことはありませんでした。 いわば人類の未来を守るため、あえてアンケートハガキも マニュアルも入れていないのです。いい話や・・・・・・(つД`) ちなみに、パッケージにはやむなく紙を使用しておりますが、 ここでもエコロジストぶりを発揮しインクジェット用紙を採用しております。 なるほど!これなら印刷所の機械から発するエネルギーを抑えられるし コストも削減できるね! すごいや超空間!! え?コスト削減の割にはDVD2枚組のケースなのに わざわざ別のCDケースにソフト入れてる? これじゃ余計にコストかかってんじゃないかって? 知 ら ね え よ 。 返品されたありす+のケースでもそのまま使ってんじゃねえの?(鼻をほじりながら) 「でもでも、マニュアルないとインストールがわかんないよ〜〜」 おやおや、初心者のもとぬき君(オナニー魔人)が泣きそうな声をあげてますよ? そういう時は、まずはディスクを入れてみてください。 最近のWindowsにはautoun機能ってのがあるのです。 ディスクを入れれば自動でインストールメニューが・・・・・・ シー・・・・・・・・・・ン・・・・・・・・・ あ・・・・・・・・あれ? こ、こういうときは(冷や汗をかきながら) 画面の左下にあるスタート→マイコンピュータをクリックして、 今CDを入れたドライブにカーソルを合わせてダブルクリックしましょう。 そうすればホラ、そこにマニュアルの入ったHTMLファイルかテキストファイルが・・・・・・ マニュアルなんて見えやしねーーーーー!!! クリックして道が開けそうなファイルは 「GPLAY2.exe」 「GPLAY.exe」 「SETUP.EXE」 の3種類。ここは一番危険が低そうな「SETUP.EXE」をクリックしてみることにしましょう。 え?他の2つはって? オイオイあのブタの絵を見てから言ってくれよ。 怪しいexeファイルはクリックするなって教わらなかったのかい? あのブタは危険度MAXですよ? さあ皆さん、実行しましたか? ノートン先生が反応したりしませんでしたか? しない?そりゃよかった。 まあのちのちゲーム内容にノートン先生が反応するんですけどね! 不安に思って実行できなかった貴方のために、 俺が 正解は・・・・・・こうだッ!! ついに・・・扉が開かれた・・・・・・・・・ッ!! わかってしまえばカンタンなのですが、普通はマニュアル等は用意するものです。 PL法なんてものもはびこる世の中ですし。 にも関わらず、なぜ超空間はマニュアルを用意しなかったのか? それは、超空間を無理矢理現実の何かに例えると 京都の名店であるということだということです。 京都には、京都ならではのたくさんの店が存在します。 そして、一見さんお断りの店もたくさん存在します。 古くからのお客さんを途方もなく大切にし、冷やかし半分で敷居をまたぐ不埒な輩には ぶぶ漬けを差し出して追い返す。 昨今の日本が忘れてしまった伝統を守り続ける地、それが京都。 超空間もこれと同じなのです。 古参の顧客を心から大事にする。 今までの俺たちを愛してくれた人たちのために。 こんな俺たちについてきてくれる人たちのために。 俺たちは、ゲームを作り続ける。 そんな思いをもって、彼らは制作を続けているのです。 しかし、それだけではマンネリ化、ひいてはゲーム業界の衰退化を意味します。 それは、絶対にあってはならないこと。 だから、彼らは歓迎します。 自分たちに挑戦し続ける者たちを。 マニュアルなんかに縛られず、 自らの力で向き合い、戦いを挑み、そして突破した者を。 困難を打ち破り、俺たちの元までたどり着いた者を。 千尋の谷から、歯を食いしばりながら這い上がってきた者を。 そう、それは超空間に認められた者たち。 努力した者には、超空間はその大きな両手を広げて迎えてくれます。 「よく来たな、マイブラザー」 ああ、その手の向こうに銀河が見える。 太陽系とは違う、新しい世界への扉。 その手を掴んだとき、彼らは超空間のメンバーになれるのです。 そこには身分も差別も一切存在しません。 楽園・・・・・・・そう、本当のパラダイスなのです。 御大:「さあ、ためらわずにインストールするがいい・・・・・・」 天から降り注ぐ声に導かれ、クリックを続けましょう。 フ ル ボ イ ス で 2 1 0 M B かよ!! さすがは超空間、oggやmp3の圧縮方式なんてめじゃないぜ!! LISPなんて生まれて初めて聞いた言語でプログラム作るだけあるぜ! その超圧縮方式(名称air)に敬礼!! さあ、この画面で「インストールの開始」を押せば夢にまでみた 超空間の世界がキミの眼前に! 輝いてる!今キミは最高に輝いてるぜ!! インストールが完了するまで、ほんの少し時間がかかります。 モニターの前に正座し、扉が完全に開かれる瞬間を自らの目で確認しましょう。 そんなの時間のムダ? いえいえ、そんなことはありません。 恐らく、トイレに行こうものなら、便器に座ったあたりで完了してしまいますから。 そうですねえ。お使いのマシンの性能にもよりますが ななこのの100分の1くらいじゃないですか? その程度ですから案ずることはありません。 さあ、見つめましょう。 新たな生命の息吹を、今この目で見届けましょう。 この画面が出ているわずかな間、これから始まるめくるめく時間を想像しつつ 恍惚の表情を浮かべると良いでしょう。 ああ、今からそんなにそそり立たなくても大丈夫ですよ? ここまでたどり着いた貴方なら、超空間は暖かく迎えてくれるでしょう。 貴方の努力を、彼らは決してムダにはしません。 全てが想像を超えた世界。 武井御大とBERRY'S氏が、貴方を導いてくれます。 さあ、画面を見つめなさい・・・・・・ 扉は完全に開かれました。 後は貴方が一歩、たった一歩踏み出すだけでいいのです。 怖い?初めてはみんなそうです。 その恐怖を、初めてを乗り越えることで貴方はより一層成長していけるのです。 怖さを否定する必要なんてありません。 弱さを認めつつ、それでも前に進むことが大切なのです。 俺が、その背中をほんの少しだけ さあ、その足を前へ・・・・・・・ Welcome!!HYPER SPACE!!!! いよいよ貴方は、エロゲー界の もう、ゲームCDをPCにセットしておく必要はありません! CDを取り出し、最大の礼をもってパッケージへとしまい、 永久保存版として丁重に保管しておきましょう。 俺みたいに神棚に飾るのもいいですね(バチあたり) 保管は終わりましたが? 大震災があったときの非難の際にもすぐに持ち出しできますか? オッケー? ・・・・・・なら、これで全ての準備は完了しました。 後は 超空間へと飛び立つだけです。 さあ、カーソルをあわせましょう!! ・・・・・・・・・・・・なに?「GAME」ってナニ? 普通はメーカー名やゲーム名が直接できるもんですが、 なぜか超空間の作品は「GAME」。 どういうことなのでしょうか。 もしかしてマインスイーパやソリティアと同じレベルの 単純なゲームということでしょうか。 しかしここにも、超空間の多大なる愛が刻まれているのです。 確かにGAMEをカタカナにすればゲーム。 Windowsに標準でついてるソリティア等と同じ扱いになります。 確かにこれらのゲームは単純です。 しかし、飽きがこないというのもまた事実。 つまり、超空間にとって、自社のゲームは 自分達が命を賭して制作した、いわば我が分身たち。 そんな分身たちを手に入れ、試練を乗り越えてここまで(インストール完了まで) やってきた貴方達、いわばマイブラザーたち。 そんな兄弟の心に常に留まっていたい。 そんな想いを込めて、あえてGAMEというフォルダ名をうけたのです。 と同時に、この名前にはもう一つ意味があります。 常に心に留まっていたいというのは先に話した通りですが、 だからといって他にやらなければいけないことがあるのに放ったまま ゲームをやって、逃避してしまうことを超空間は決して許しません。 自分の分身が単なる逃避に利用されてしまうことは、彼らにとって 屈辱以外の何者でもないのです。 ましてや会社のPCにインストールして仕事のフリして 我が分身と戯れるなど言語道断。 だから、超空間はGAMEという明らかに仕事用のPCに入れておくソフトに 適さない名前をつけているのです。 会社の人間が見てもすぐに気付くように。 プライベートのPCにだけ入れてもらえるように。 そして、自分だけの空間で思う存分楽しんでもらえるように。 あえてメーカーやブランド名を一切つけないその心意気を汲み、 皆様も決して仕事中や勉強中の逃げとしてプレイをしないようにお願いします。 超空間のゲームはながらでプレイできるほど甘いもんじゃねえ というのを頭の中に入れておいてください。 これで、インストール編は終了です。 次回から第2部 システム編に続きます。 精神を十分に回復させつつお読みください。 |
第2部 システム編 |
ここまで読み進めてきた貴方は、既に超空間魂を身に着けたことでしょう。 数々の困難を乗り越え、暖かく迎えられた貴方にもう怖いものはありません。 既にこのゲームにおける達成感の80%は得ているわけですが、 残り20%に更なる旨みが凝縮されているのは周知の事実。 しかし、その旨みもシステムを理解しなければ半減してしまいます。 超空間をより理解するために、第2部では、超システムの説明をしていきます。 この<魅惑>におけるオプション説明は以下のようになっています。 通常プレイ 逆行プレイ 文字枠一括消去 画面切替 アルバム オプション設定 保存・読込 終了 一見するとまともなものが揃っています。 何やら通常プレイ・逆行プレイといった超空間臭が漂うものがありますが そこは後にするとして、他の項目を説明していきましょう。 <文字枠一括消去> CGに集中したい時のために、メッセージの文字枠を消去する機能です。 ここまで読んだ方は、消去した文字は二度と戻ってこないんじゃねえか と言う思いを抱くかも知れません。俺もそう思いました。 実際はそんなことはないんでご安心を。 <画面切替> フルスクリーン/ウィンドウ画面の切り替えです。 俺の環境だとフルスリーンにした途端ものすごい勢いで不安定になる のですが、ウィンドウでやればいいことなので問題なし。 むしろ超空間のゲームがまともに動くという幸せをかみしめましょう。 他のメーカーだったらという文句は却下。 <アルバム> 一般のゲームでいうCGモードです。 普通こういうのはタイトル画面から選択するもんですが このゲームにタ イ ト ル 画 面 な ぞ 存 在 し な いので (詳細は第3部 シナリオ編にて) ここから鬼才BERRY'S氏の美麗CGを堪能しましょう。 選択すると、今までみたCGがズラリと並びます・・・・って 何か妙にスカスカですよ? 大多数の方は気になるでしょうからCG枚数を記載しておきましょう。 ・・・・・・・ 全 3 8 枚 。 38枚て!全部で38枚て! しかもただのネコとかウサギの絵まで入ってるじゃねえか!! さすが超空間 どんな絵でも一筆入魂というわけですね! ででででも!ゲーム内での絵の使いまわしとかないし! 1キャラ30分で終わるようなシナリオだからそんなに少なくは 感じないと思いますよ?すよすよ? 少なさや使い回しっぷりで行ったらこっちの方がよっぽd(以下削除 <オプション設定> さあ、ここまでの超っぷりはほんの序の口。 いよいよシステム編も盛り上がってまいります! このオプション設定、いわゆるコンフィグといって差し支えないでしょう。 ゲームにおいて、システム・コンフィグというものは地味ながら大変重要な要素です。 どんなにシナリオがよくても、システムがよくないとユーザーに不快感を与えてしまい ゲーム自体が台無しになってしまいます。 システム地雷という言葉があることからも、その重要性は理解できるでしょう。 特にノベルゲームやAVGにおいての重要性は計り知れません。 既読スキップ、オートモード、ボイスやBGMの個別ON/OFF・・・・・・ ユーザーに快適に遊んでいただくために、メーカーは様々なものを 盛り込んでいきます。 ここをしっかりやっているかどうかが、優良メーカーかどうかの 分かれ道ではないでしょうか。 超空間もそこは1メーカー。ユーザーのことを考えないわけがありません。 マニュアルレスという地球に優しいことをやってのけているのですから、 ユーザーには他の部分で優しくしているに決まっているじゃないですか。 じゃなければ、この弱肉強食を絵に描いたようなエロゲ業界で 今まで生き残れるわけがありません。 参入即消滅したメーカー共よ見習え!! これが超空間のコンフィグだッ!! 音 声 と 文 字 枠 の 透 過 度 設 定 だ け か よ オプション設定と銘打っておきながらたった4項目しか設定できません。 しかもこれらの項目はすべてゲーム画面上で変更可能となため わざわざ項目を作る意味すらわかりません。 既読スキップ?オートモード?ボイスON/OFF?何ソレ? いくら超空間への道を歩みだしたユーザーといえども、この仕打ちには 脱力することでしょう。 人によっては、ここでクソゲーの烙印を押してしまうかもしれません。 他のゲームと大差ない値段で売ってるくせにこの仕打ちはどういうことか、と。 しかし、そんな者たちに、超空間はきっとこう述べるでしょう。 甘 え る な 。 超空間は、常に何らかのこだわりをもって作品を作り上げています。 線画へのこだわり、道具の描写と塗りへのこだわり、キャラの表情へのこだわり・・・ その徹底したこだわりは、常に我々の予想を そんな中、超空間がどの作品でもこだわり続けていることがあります。 それは、映画的作品へのこだわり。 皆様は、映画は映画館で観る方でしょうか。 ビデオで見るのもいいですが、やはり映画館で観る映画はいいものです。 あの音の立体感、否応なく画面内へ引き込まれていくあの間隔。 あれを現在の住居環境で実現するのは困難な方が多いでしょう。 だからこそ、ビデオやDVD全盛の今でも映画館は存在するわけです。 同じ映画を何度も映画館で観る方がいるわけです。 その映画館で観る方にこそ、わかりきっていてもこの質問を捧げたい。 映画館に早送りボタンはありますか? 気に入らない声があったとして、それを消す機能が映画館にありますか? きっと、そんなんあるわけねーだろ!と言う回答になるでしょう。 当たり前です。映画はそれ全体で1本の作品。 何か一つ欠けても、それは作品として成立しないのですから。 そして、それがそのまま超空間の答になるのです。 超空間の作品の中で、不必要なセリフ・文章は一切存在しません。 それら全てが礎となり、大きな山を作り上げていくのです。 全ての文章を、一字一句読んでもらいたい。 そこから、俺(武井御大)の生き様を、魂を感じてほしい。 そのため、あえてコンフィグを最小限に抑え、少しでも映画的雰囲気を 感じてもらおうとしているのです。 なら映画作ればいいじゃんという方もいるでしょう。 しかし、映画は金銭的なリスクが大きいためなかなか実現は難しいものです。 ゲームとしてではなく映像作品を作るという手もありますが、 18禁作品に置いての映像作品では、物語や心理上 複数のエロシーンを取り入れることが難しいという欠点があります。 超空間は、「ありす+」という 1人のヒロインの魅力を最大限に披露した超作品を作り出していますが あそこまでの 大変ですし、何よりいろんなヒロインとハァハァしたいじゃないですか。 そんな葛藤の結果、映画的なゲーム、つまり余計な設定のないゲームを 目指し、常にたゆまぬ努力を続けているのです。 |