バイクツーリング
2001年8月28日


  バイクツーリング 15年前、航機が墜落した日、まだ小さかった子を連れて、羽田空港 に離発着する飛行機を見に港区の城南島に行き、家に帰り日航機の 遭難の報に驚いた。
 その機体は羽田に到着するときは愛知外相が乗っていて、羽田に 到着後すぐに大阪に向けて飛び立ったとの事。愛知外相の到着時間 から言って、我々はその着陸する日航機をはっきりと見ていたこと になる。事故後に記憶が強化され今でもその機体を思い出す。いつ かは遭難現場で手を合わせたいと思っていた。
 この夏慰霊碑に行きたくなり、27日夜、バイクで埼玉県上福岡 の友人宅に行き泊まる。28日、狭山へ近道しようと車が入れない ような道を進んで行ったら、まるでトトロの森のよう。そこで迷っ てしまった。
飯能ー正丸峠、ここの道はダンプが多い。でも今まで都市部を走っ ていたのと違って信号もなく快適。
秩父到着、10:30、マクドナルで軽食。秩父は盆地だけあって 暑い。今までの峠越えが涼しかったので余計そう感じる。


秩父からは国道299号線、志賀坂峠に向かう。曲がりくねった道 であるが意外に車が走っている。



上野村の道の駅に到着、休憩。慰霊碑の場所が解らず上野村役場で 道を聞く。
慰霊碑は御巣鷹山の事故現場にあるのだが、そこは国道から山道に 入り終点からかなり歩かなければならない。国道沿いにある慰霊碑 は慰霊の園と言って小高い岡の上あり、平らな場所がほとんど見ら れない山間部でそこだけが広々としていた。幅50メートル奥行き 100メートル位の広場は玉砂利がひかれている。碑に手を合わせる。 小さな建物の中に遭難の記録が展示され千羽鶴がかなりあった。


 これで目的は済んだので下仁田から高速に乗ろうと県道47号を 塩ノ沢峠に向かう。この道は途中から舗装はされてはいるが険しい 山道になっていき、対向車も無く人気がなくなった。道の駅で観光 バスの乗客が、長野は大雨だって、なんて言っていたのを思い出す。 道をおおっている樹木が切れたところから黒雲が広がってくるのが 見える。ここでバイクがパンクしたらどうしょうかと不安がよぎる。 バイクで遠出するときはいつもパンク修理セットをもって出るのだ がと悔やむ。やっと峠を越えたら特徴ある妙義山が見えてきてほっ とした。
南牧村に降りる。そこからなだらかな道。途中国道から河原に降り て靴を脱いで足を濡らす。実に気持ちが良かった。
下仁田インターから高速に乗る。疲れたので度々休憩しながら帰る。


帰りの休憩場所。甘楽PA、寄居PA、高坂SA、三芳PA、外環 道に入り新倉PA、高速降りて江戸川の土手。SAで観光バスから 降りてくる人たちの幸せそうな顔。雨の心配がないだけいいな。江 戸川の土手からは雨になったが、おおむね天候に恵まれたツーリン グだった。

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