2007年7月26日〜28日 夏休みに外国旅行に行くんだという餌を自分にちらつかせて生きているという奥さんですが、 今回は国内旅行のツアーです。若狭湾沿岸、丹後半島、餘部鉄橋、姫路城と回る予定です。 うまくいけば、渓佳さんの通った和田山駅も通るかな。 新幹線グリーン車で岐阜羽島へ。グリーン車の乗車率は団体席以外は2割だと他の箱に偵察にいった カミさんが言っていました。 高速道路を関ヶ原、賤ヶ岳と通って三方五湖。(みかたごこ)生憎の濃霧で日本海も湖も見えない。 まるで飛行機が雲の中を飛んでいるような景色。 早めに宿に行くことになった。バスが走り出してしばらくたつとお天道様が出てきた。 ホテルは宮津湾の天橋立を見下ろすところにある。 今お風呂に入ってこれから夕食。明日は丹後半島を巡ります。 グリーン車乗車が売りのツアーだけど印象に残らず、普通車で充分 三方五湖(みかたごこ)、濃霧のため何も見えない。 ホテルの部屋から天橋立(あまのはしだて)を望む 天橋立の根本には船を通す旋回橋がある 北近畿タンゴ鉄道(KTR) 伊根の舟宿、「男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋」の舞台 天橋立 丹後半島の北端、経が崎 ここに着くまでが断崖絶壁 玄武洞 城之崎(きのさき)温泉 4つの温泉に入ったよ 餘部鉄橋 5年後には無くなる 餘部駅までは車は上れない。山道を歩いて上り、その上にある撮影ポイントから 田んぼの中にコウノトリが巣くった。見えますか? 走ってる観光バスから双眼鏡で確認 出石そば 田舎だと思ってたら一大観光地だった 姫路城の全景は他でも見られるから、ここでは姫路城天守閣の最上階の光景 伊丹空港 丹後半島 2日目、出発は8時45分。ノンビリ出発し、天橋立にいく。丹後半島の東の付け根、宮津湾の奥が砂州によって2つに分けられている。 砂州の長さは約4Km。砂州には松が生い茂っている。 砂州によって2つに分けられた阿蘇海と呼ばれる入り江の奥に工場があり、そこに行き来する船が砂州によって遮られる。 そこは上手くしたもので、砂州のはじっこに船が通るときだけ回転する橋がもうけられていた。 結構頻繁に船が行き来しているようである。 近くの高台から天橋立をみる。又覗きというのをためす。最初は馬鹿馬鹿しいと思っていたが実際やってみると、天橋立が神々しく 見えるから不思議である。 丹後半島を北上し、途中船に乗り、伊根の船屋を見学する。若狭湾は潮の干満がなく、波もない。伊根と呼ばれる入り江は 水面が鏡のように静かである。その沿岸に1階が船の収納場所、2階が住居という家が並ぶ。 この光景、寅さんシリーズでみたことがある。マドンナはいしだあゆみ。撮影されたその場所は琵琶湖だとばっかり思っていたが、 伊根だったのだ。 船が出航するとカモメが寄ってきた。乗客がかっぱえびせんを投げ与える。最初はカモメがよってきたが、後半はぜんぶトンビに 取って代わられた。トンビをこんな間近でみたのは初めてである。かなり迫力がある。 このツアーは丹後半島を巡るツアーで、最少催行人数35名である。それが今回の一行は15名。観光バスもがらがら。 あとの20名はどうしたのかと添乗員に聞いたら、キャンセルがあったとか。まさか、若狭湾の原発に不安を感じたのかな。 風評被害がここにまで及んでいるとすると、すごいものだ。 丹後半島の最北端、経が崎を目指す。断崖絶壁を削って作られた道路が続く。ここで地震が起きたらイチコロだな。 乗客の一人がつぶやいた。ガイドの提案でその話は御法度となった。 山崩れしたと思われる場所は、げっけぷちのり付けするように道が造られている。 無事に経が崎に到着。それから先は丹後松島と呼ばれる絶景が続く。 丹後半島を一周し、兵庫県に入る。玄武洞公園に行く。柱状節理の玄武岩が壮観である。 午後4時、城之崎温泉着。ここはホテル以外の場所に7カ所温泉があり、どこに入ってもよい。夕食の7時までに3カ所 入った。 phsの電波が弱い。うまくアップできるかな。」 ツアー3日目最終日、出発は午前9時、出発前に山陰本線の列車を撮りに行く。 山陰本線は単線なのでローカル線のように見えるが、実際はかなりの頻繁に 列車が通過する幹線のようである。 城崎温泉をあとにする。城崎(きのさき)と読む。シロをキと読むのか 茨城のキだとカミさん。 餘部鉄橋に行く。写真で行く見る光景が目の前にあった。写真では家の庭先に 橋脚があるように見えたが実際は橋の下は空き地であった。 この橋はあと5年で新しい橋と入れ替わるらしい。橋脚の土台の部分は錆で 塗装が浮いている部分が見られた。錆に弱い鉄なのかもしれない。 もっとも錆に強い鉄ってあるのかな。以前トヨタ自動車で鉄鋼板の納入値段で 鉄鋼板メーカーともめていた記事があったが、そのメーカーしか錆に強い 鉄鋼板はないので苦慮している、というような内容だったかと思う。 もう錆に強い鉄って出来てきているのかな。 新しい餘部鉄橋の工事は始まっていた。 その鉄橋の西側の山を上がったところに「餘部駅」がある。鉄道ファンなので しょう、5人ほどがカメラを構えて列車の通過を待っていた。 背景が綺麗な入り江その前に鉄橋、誠に素晴らしいポイントである。 これなら誰でもいい写真が撮れると思った。絶景である。 駅は無人駅だがJRの職員が2人いてオレンジカードを売っていた。 到着した普通列車に乗る。鉄橋を渡ると直ぐにトンネルである。 2駅ほど列車に乗り、香住駅で待っていた観光バスに乗り換える。 次は出石町で昼食。此処は有名な街らしい。歴史地図にも載っている。 そばを食べる。なんでも信州から国替えになった城主が信州からそば職人 を連れてきたことからそばの歴史が始まったらしい。 皿に盛られたそばを食べる。汁はどうも、うどんの流れを感じる。 以前、能登半島でそばを食べて、関西ではそばを食べるものではないと 身にしみているが、グルメでない私が言うのはなんですが、出石のそばは まあまあかな。 それよりも街並みに驚かされた。全く知らない街でしたが、あとで見ると 小京都とある。長野県の小布施町の3倍かな。 そうそう、出石に向かう道、豊岡の農免道路の横でテントが立ち並んでいる。 何のイベントかな、とガイドさん。 よく見ると、田んぼの真ん中に柱が立ち、そのてっぺんに、なんと「コウノトリ」。 野に放たれたコウノトリのつがいが子供を産んだんだって。 その柱のてっぺんよりさら上に伸びるクレーン。双眼鏡で見ると、その先端には テレビカメラが確認できる。畑の真ん中に異様な光景である。 わたしもテレビで見たような記憶があるが、日本じゅうの話題を集めている現場が 此処にあった。此処の近くの空港の名前はコウノトリ空港。 日本海から瀬戸内海へ中国地方を横断する。途中、和田山で鉄道を見かけたら 写真を撮るつもりで待ちかまえていたが、あっという間に高速道路。 渓佳さんの列車の旅のような旅情を感じる暇もない。 あ、私のバスでの座席ですが。55人乗りのバスで客は15人。入口に毎日座席は 張り出されるのですが、前の座席の人は、のんびり座りたいのか後ろに行って しまうので、私はいつも最前列。よく風景が見える。しかしひっきりなしに しゃべるガイドが五月蝿く感じるときもある。 ガイドは60ぐらいのおばちゃん。まあよくしゃべる。豊富な知識には驚かされるが 少し黙って風景を見させろ、と言う場面も多かったです。 姫路城。天守閣で涼しい風に当たる。何しろ暑い。 2階ほど下がった階で板の間で大の字になって寝る。 係員がきて「大丈夫ですか」だって、飛び起きたら、 いや、どうしたのかと思っただけで(寝ていて)いいんですよ、だって。 搦手門から外に出る。此処の門は人がぜんぜん通らない。ここはいい。 高速道路で伊丹空港に向かう、途中宝塚の街並みを見る。 飛行機は飛び立ったかと思ったら、前のテレビに目をやれば、もう大島上空。 缶ビール2本、お酒は5勺ほどしか楽しめなかった。 今回のツアーの目玉は「丹後半島」その近くを走る列車は「北近畿タンゴ鉄道」 半島を一周した満足感はありました。自然が多く、いいところだと思います。 それと、敦賀と舞鶴の位置関係がいい加減だったのですが、今は敦賀、小浜 舞鶴、宮津の位置関係がはっきり解るようになりました。 おわり 兵庫県豊岡、なんて、テレビが報じてたって、それがどこにあるのか、以前の私にはまったく見当がつきません。 今は、その豊岡は山陰本線の餘部鉄橋から昼食を取りに出石に向かう途中ということが、はっきりわかりますね。 国道から離れた場所を走る農免道路、田んぼの真ん中を走っている道路です。 何も遮るものがなく広々とした田んぼの中に、柱が立ち、その上で生まれたコウノトリの雛が飛び立ったそうです。 周りの田んぼはコウノトリの餌を増やすために農薬使わないそうです。 これは収穫は減るかもしれないけど、コウノトリも元気に生きられる安心の農作物として価値が上がるな。 バスの中から双眼鏡で覗いたのですが、確かに鳥が羽ばたいていた、そこから少し離れたところに起重機 その先端にはテレビカメラ。そこからの映像をちょっと前にテレビで見ました。 こういうことって世界的にも希なことだとか、よかたねね。 さーて、その雛、立派に独り立ちできるかな。心配だ。メニューへ戻ります |