三宝寺池・2002.505


   三宝寺池が見たくなり実家から旧早稲田通りの銀杏稲荷バス停へと 歩く。
昔田圃だったところはその面影もない。妙少寺川は深く掘り 下げられて底の真ん中にどぶ川のように水が見える。
バス停の前は 四谷軒という牛乳配達店。此処は昔牧場で乳牛を飼っていたのだ。
バスにゆられて旧早稲田通りを走る。千川通り通過。40年前は幹 線道路でこれしか石神井方面に通じる道はなかった。バスに乗らず 歩くことを決意した母は早稲田通りを歩き出し、途中後ろから来た バスに手を挙げて乗せて貰って記憶がある。
バス2台がやっとすれ違うような懐かしい道をすすみ石神井公園到 着。
ボート池には足こぎ式のボートが浮かぶ。池の畔ではピクニック気 分の人々が昼ご飯も終わりのんびりとしている。分の人々が昼ご飯も終わりのんびりとしている。


ボート池を通過して三宝寺池到着。入り口にある人工の小川では子 供達が網を手にして魚取りに熱中している。我々の子供の頃はいつ もそうだった。やはりザリガニ取りとか川遊びは最高の遊びなのか もしれない。
三宝寺池は井の頭池や善福寺池などとともに武蔵野台地の地下水が 湧出した水をたたえて出来た池である。面積は約7万坪。水深約2 メートル。最近は湧水が減少し地下水をくみ上げて補給していると いうことである。ニツガシワ・シャクジタヌキモなど国の天然記念 物に指定されている植物もある。


石神井川と三宝寺池に挟まれた台地には石神井城があった。平安時 代末期から室町時代後期まで、現在の東京の台東、文京、豊島、北、 荒川、板橋、足立、練馬区に勢力を持っていた豊島氏の居城であっ た。1477年太田道灌によって攻め滅ぼされたとのことである。 落城によって照姫が三宝寺池に身を投げたという伝説があり、その 時財宝を積んだ馬と共に池に入ったと言うことで、財宝探しの場所 ともなっている。


高校生の頃、体育祭で竹でマスコットを作ると言うことで竹屋さん に行く途中、この三宝寺池の畔を自転車で通過した。現在は木製の 遊歩道が完備していてとても自転車は入り込めない。
池は綺麗だった。風が無く鏡のように反対側の水生植物や樹木を池 面に映している。よく見ると鯉が泳いでいる。亀が頭を出す。水鳥 が潜って魚を捕らえている。蓮が咲いている。この美しさなら渋滞 を覚悟して上高地とかに行く必要はないな、なんて考えました。
規模は小さい池であるが日本の美しさをぎゅっと凝縮したような美 しさであった。


バスで三宝寺池を後にして西武池袋線大泉学園駅へ、池袋からお茶 の水。ここで湯島聖堂に寄る。
表通りの喧噪からふっとタイムスリッ プしたような静けさがある。此処は中国?と錯覚してしまう。12 年間お茶の水で乗り降りしていたけどこんな場所があったのか、と あらためて感動。


秋葉原に行く。
WIN-DVDを探したら新品は2880円で、外の露天 で1500円であった。同じようなDVD再生ソフトPOWER-DVDが10 00円なのでそれを購入。家で無事インストールできました。秋葉 原は銀座線の上の中央通りよりその1本西に入った通りがジャンク 品やいかがわしい雰囲気があって面白い。人の流れも変わってきて いるみたいである。
駅ビルも2階は飲食店に変わり、3階は何処で もありそうな駅前商店の集まりであったが、ガンダムとか趣味の漫 画だとか人形だとかの店に変わっている。それが人気らしくて沢山 の人が集まっている。
そこから家に帰ってパチンコやって充実した GWに一日でした。

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