15日
岡山空港まで乗客は定員の3分の1ぐらい。土砂降り。
レンタカーを借りて津山を目指す。
津山の家では友人が待っていた。昼飯を食べて、四方山話。
山田養蜂場はごく近く。経営者はよくこの家に来るという話には驚き。
朝早く起きたので眠たい。広間で少し睡眠。
奥津・道の駅に行く。レトルト食品「かがみの田舎カレー」購入。
一袋500円は高いけど、5袋購入。
人形峠に行く。人形峠展示館は充実している。東京近辺なら500円は取れる。
入館者は私ひとり。
受付の女の子に、小学校の頃、ここの話を先生に聞いて来たかったところだ、
と話したら喜んでいた。
20年ぶりに来た津山近辺は、新しい道もでき、大きなショッピングセンターも
あり、どんどん変わっていく。
高速道路で倉敷を目指す。緑が一杯でまるで北海道の山の中を走っている気分。
高速道路を途中で降り、吉備路を走る。
倉敷の知人宅に6:30分に着くと約束してあるのでカーナビで簡単に家が見つかるかと
思ったら、なかなか見つからない。
持参のメモリーナビ「GAMIN]を参考にしてやっとたどり着く。
メモリーナビ「GAMIN]は侮れない。
知人夫婦と焼き肉を食べに行く。久しぶりの肉だ、美味かった。レーメンも美味かった。
コーヒーを飲みに行く。倉敷はどことなくおしゃれな感じの街。
岡山のホテルに急ぐ。倉敷から岡山まで遠いと思っていたが、そう遠くはなかった。
駅至近のホテルの駐車場はビルの上。車ごとエレベータで昇るのは面白い。
ビジネスホテルは余計なものが無くて、すっきりしていて好きである。
無料のランも当然ある。
16日
早朝、会うつもりは無く、前もって連絡はしてなかったが、学生時代の知人に
一応声を聞こうと電話。
その男、出勤を遅らすから家に来い、だって。
ホテルで朝食を取ってから、7時40分友人宅に到着
入れてくれたコーヒーは実に美味かった。
機関銃のように話が飛ぶ。ためになる話が聞けて来た甲斐があったと思った。
備中高松城
岡山市内は車で渋滞。市内から1時間で備中松山城跡に到着。
松山城は残ってないが、その跡が公園になっている。
もともと水が溜まりやすい湿地帯。
そこに城を造れば、敵は足を取られて容易に攻められない
でも水攻めにされたら、城の外に出られない。
資料館に行く。秀吉の水攻めの様子がよくわかる。
係員はボランティア。いろいろ話をした。
ここが歴史の転換点、なんて私の話には変な顔するだけ。
一帯を散策。日陰に座っている人たちが私の動きを見ているのが解る。
駐車場で地元の女性に水攻めの築堤跡を聞く。
「知らない」だって、それでも地元の恥と思ったか、地図で一所懸命探してくれた。
築堤跡「蛙が鼻・かわずがはな」は近くにあった。車が3台ぐらい止められる駐車場もある。
それでも地元では有名ではないらしい。
築堤の底辺の発掘調査した跡を保存してあった。
だいたい底辺は20メートル、堤の高さは7メートルだろうと解った。
こんな堤を短期間に3Kmも作った。
堤を作った筵に入れた土には人骨も混ざっていたらしい。
墓場の土も何も頓着無く、大急ぎで作ったためかな。
高梁川はかなり大きな川、上流に遡る。1時間半ぐらいで高梁に到着。
城のある臥牛山8合目までは車であがれる。本当にこの上に城なんて有るのかいな、
そんな山道を車であがるのである。
やまの8合目に10台くらい止まれる駐車場がある。
そこから歩き。
歩いて20分ぐらいと聞いていたが、なーに、トンでもない。本格的な登山みたい。
汗が噴き出て、Tシャツ一枚になる。
やっと空が広がったところにたどり着く。石垣にビックリ。
その上のお城は、天空の城、そんな形容詞が出てくるくらいの驚き。
観光客はまばら、私が会っただけでも10人ぐらい。
汗水流して昇ってきたためか、皆さん苦労を共にしたお友達みたいな気分。
天守閣にいた人に、備中高松城の感動を語ったら、その人高松城の近くの人だった。
築堤跡「蛙が鼻」など、いつもその近くを散歩しているとのことであった。
山をを降りて高梁の武家屋敷。
武家屋敷の受付の女性に、城に上がって足がガクガク、地元の人でも城まで行く人は
少ないだろう、あなた方は1回でも昇った? と聞いた。
しょっちゅう昇っていると答えた。私たちガイドなんです。なんて2人ではじけるように笑った。
繁忙期にはマイクロバスで昇るらしい。
その女性達は、武家屋敷の前の道に出てきて、あそこが映画の撮影場所、
その時、蒸気機関車がこう通った、なんて説明してくれた。
街中を高校生がランニングしている。午後2時だから、放課後ではなく体育の授業か。
その子達が私に挨拶する。はじめは受付の女性にしているのかと思ったら、
わたしに挨拶している。コレにはビックリ。
武家屋敷を後にして、近くで蕎麦を食べる。美味かった。
高梁はいいところだ。
家に帰ってカミさんに「備中松山城」にいけばマチュピチュに行く必要は感じなくなる
と話した。マイクロ・マチュピチュだ、とも説明。
高梁を後にして高速道路へと急ぐ。
山の中の道はまるで北海道。道路の整備はしっかり、通行する車は少ない。
問題なく時速90Km出せるところもある。
帰りの飛行機の時間が決まっているので、あわてん坊の私は、送れてはならじ、
と急ぐ。高速道路の車は少なく快適に走り、空港到着。
チェックインで窓側でしかも後方の席に変えてもらう。
空港待合室でビールを飲む、美味かった。
165人乗りの飛行機に乗客は120人ぐらいかな、ビジネスマンらしい背広姿の人が多い。
飛行機が離陸したとたん寝てしまった。
気がついたら、京都の碁盤の目のような道路が見えた。
琵琶湖、名古屋、知多半島、渥美半島、持参した地図と照らし合わせて楽しむ。
伊豆半島先端、大島上空、勝浦上空、九十九里、千葉上空、
この飛行機は小さいので遊覧飛行なみの楽しさがある。
北海道でヘリコプター四分間4800円なんだから、この飛行機は得した気分だ。
羽田空港、急ぐ旅でもないので荷物を預けた。荷物が出るのをしばらく待つのを
覚悟したが、荷物置き場に着いたらすぐに出てきた。
岡山空港でも荷物が出るのが早かった、というより、人より荷物が先に出て
待っていた感じ。
荷物を預けない人が多いので、私の荷物が出てくるのが早いのかな。
羽田空港から我が家までは1時間半。ながーい。
1泊2日だけど面白い旅だったな。
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