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昨年に続き、今年もやってきましたトカラです!
・・・と意気揚々と始まるはずだったのに!? 

例年になく梅雨明け早々に大型の台風が立て続けに到来し、出発危うし!
何とか今回のツアーの船の出港地である「屋久島」へは予定通り到着したもののやはり船は出港できず、トカラ改め屋久島ツアーが幕を開けた・・・

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2002年7月3日(水) トムさまのお誕生日

超早朝。Tさまのお出迎えで出発。
早朝羽田。松戸のTake Offの皆さんと合流。

お昼頃、鹿児島を経由して屋久島に到着。生暖かい、台風を連想させる風が吹いている・・・ムムム。
空港はやっぱり小さい。地味〜な到着口。⇒
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屋久杉ランドへ?!

本日のトカラへの船出やっぱり台風によって遮られる。
宿に荷物を降ろし、使うことができないかもしれないダイビング機材一式を倉庫に。どんよりとしたお天気の中、観光に出かけてみる。最終日に予定していた「屋久杉ランド」を目指す。雨が降ってきた。といっても年中雨の降る屋久島では余り気にならないけど。屋久島は広い!その辺(どの辺?)のミナミの島とは違う。休憩もなしに2時間以上車を飛ばしているとお尻がいたい。それでも島の1/3くらいしか移動していない。
島の雰囲気は八丈島に似ている。みんなそう感じたようだ。

yaku2.jpg 「屋久杉ランド」はお山の上。段々雨がひどくなり、霧が出てきて全然見えなーい!
ようやく着いたけど、雨がひどくて散策なんて全然無理。
ビジターセンターなる小屋でひとまず雨宿り。でも、お土産しか売っていない。。屋久杉は高い。
スタンプがあったので記念に押してみたが、スタンプ台がカラカラ。写らない・・・

あきらめて早々に下る。屋久杉自然館へ。町立の立派なビジターセンター。係りの人が順路に沿って屋久島と屋久杉のいろいろを説明してくれる。説明が終わると、しばし個人見学。


本物の屋久杉の輪切り。4世紀生まれの約1660歳。⇒
直径は172cm。人と比べるとその大きさがわかるっしょ。

もう疲れたので早く温泉に行きたい。朝は3時から起きているのでもうぐったり。
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さらに観光。
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千尋の滝。

「せんぴろ」と読む。

なんとなくジブリを連想してしまう。

滝つぼまで行くこともできるけど、増水しているので危険。みんな嫌がるのであきらめた。

温泉は町営。200円で入れる源泉。湯船のお湯はとても熱い。42℃くらいか?お湯自体がぬるぬるしているくらいに感じる。ビックリ!お肌がつるっつるっ!つるつる過ぎて服がすべって着れなぁ〜い(>▽<)
風呂上がりのビール!なのに売ってない。自販機がない!ふと見回すと車が無く、Tさまのお姿も見えない・・・やっぱり、すかさず買い出しに行ってきてくれたのであった。やっぱりビール!美味しいっ!

明日はトカラへ出発できるのか?淡い淡い期待を捨て切れず、夕食。ここで船長さんからあっさり駄目だし。明日の朝の様子で何をするかを決めることに。
目的地に行けず、観光も出来ずでキレちゃったのか宴会は大盛り上がり!みんなこの日は早起きだったのに12時過ぎまで大宴会。
もう20時間以上起きている・・・

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2002年7月4日(木)みんなダイバー。

台風が刻々と近づいているものの、そんなにお天気は悪くない。所々で雨が降ったり止んだり。
台風の影響が少ない方面を目指して潜るらしい。いいのに無理しなくても。(完全にやる気を無くしている私)

と、その前にまた観光。

大川の滝へ。大川と書いて「おおこ」と読む。
台風のおかげで増水していて迫力満点。当然ハウジングに入れて撮ったのさ。

トカラへいけなくてもとりあえず楽しむ私たち。
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港の近くに30m以浅でピグミーが見られるというポイントへ向かう。
しかし、目前が工事中で車が入れず、反対側の堤防からのエントリーを検討するが、そんな無茶なっ!
あきらめて、次なるポイントを探して右往左往。宿を出てから既に2時間以上。
もういいよ、今日は潜らなくていいよ。眠たいよ。(本当にやる気の無い私。

ほんとに潜るの?
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上から眺めて水がキレイそうな場所があったので、行ってみた。小さな港。釣りをしている人がいる。
陸側の堤防を乗り越えるとゴロタ。そこからエントリーできそう。え?マジィ?
12リットル!のスチールタンクを背負って、マスクとフィンを抱えて堤防を越え、ゴロタの手前の小川を抜け、きっと人は踏み込まないであろう苔でぬるぬるの大きな岩の合間をぬってようやくエントリー。
潜る前に疲れ果てた。

潜降してみると意外。穏やかで結構キレイ。巨大なカメ、イソマグロ、バラクーダ。ベラ系の幼魚やヤッコ系の小ぶりなお魚たちもたくさんで、かなり満足度は高かった。
エキジットはあのゴロタに戻るのが嫌で堤防を回り込むことに。
無謀だったと気がついた頃には既に時遅し。ここまで来たら戻るほうが大変。
コンクリートの底を眺めながら延々と泳いで脱海。
長いよ!DiveTime最長記録77分間!
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2本目(何故こんなコンディションで2本目をするのか・・)は、一応ポイントになっているらしき場所。
ここも1本目よりは小さ目のゴロタとゴミの合間をぬってエントリー。
1本目ほどじゃないけど、結構いるいる。何かの残骸があってそこが恰好の漁礁になっている。
初めてのキリンミノ。親子。カイワリやコブシメも。
でも飽きてしまった。やっぱり70分越えのDive。
疲れた〜。

今日の温泉は高台にあるホテルの中。良いホテルなのでお風呂はキレイ。小さいけど露天もある。でも蚊がいっぱい。
ホテルだけにラウンジでビールが飲める。高いけどすぐ飲める。トロピカルジュースもある。
明日もここに決定。
無料の全身マッサージ機もある。明日はやるぞ!
(この時点で既に明日も屋久島滞在が決定している・・・)

Point

Dive Time

水深
MAX/Ave.

透明度
↑/↓/⇔

気温/水面/水底

Condition

永田(ながた)

11:31-12:48
77分間

21.4m/10.7m

18m/6m/12m

29℃/26℃/26℃

波・流れ少々
うねりあり

一湊(いっそう)
クレーン下

14:50-16:01
71分間

13.8m/7.9m

14m/8m/12m

28℃/25℃/25℃

うねりあり

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2002年7月5日(金)ダイビングはついで。イセエビ大漁。

とりあえず船は出た。でもトカラは目指せず、屋久島の周りのボートポイントへ。ポイント選びに時間がかかって、午後から2本のDive。

1本目はカメ2匹に遭遇。大きなモンガラちゃんもお目見え。
2本目はホワイトチップ、バラクーダ、タカサゴ系の群れ、ヤッコ系たくさん。でも・・・
う〜ん?ダイビングポイントというより、漁ポイント。食べられる魚、イセエビはザクザク。

Point

Dive Time

水深
MAX/Ave.

透明度
↑/↓/⇔

気温/水面/水底

Condition

吉田 四ツ根
浅瀬

13:33-14.15
42分間

25.4m/17.2m

26m/15m/23m

29℃/26℃/25℃

流れ・うねりあり

永田 灯台
右下

15:40-16:30
50分間

27.6m/14.1m

20m/15m/18m

29℃/26℃/25℃

波・流れ少々
うねりあり

温泉が楽しみ。

前日と同じくホテルの温泉へ。無料のマッサージチェアはサイコー!頭から爪先まで全身をほぐしてくれる。
欲しい!ほぐれたあとのビールはまたサイコー!!!

夕食はイセエビだった。たくさん食べた。おなかいっぱい。(よかったたくさん食べておいて。イセエビは割り勘で別料金だった。)
目的が果たせないながらも結構Enjoyしている姫であった。。。

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2002年7月6日(土)嗚呼、トカラは何処!

それでも潜る。

もうトカラへは行けない。せめて隣の口永良部島までは、と船は出たが、雨と波しぶきの中ぐるぐる周ってやっぱり屋久島。
今日も漁ポイント。
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1本目は初日に道を閉ざされたピグミーポイントへ。28mくらいのところにあるウミウチワに2匹ちょこんと付いている。写真はピントが合わなくて難しい・・・?  

またまた巨大なカメが出たけど、初のテングチョウチョウウオやハナヒゲウツボのほうが貴重!

2本目はまさしく漁ポイント。コメントなし。

3本目の地形はGood。

Photo Galleryへどうぞ!

Point

Dive Time

水深
MAX/Ave.

透明度
↑/↓/⇔

気温/水面/水底

Condition

一湊港

9:18-10:10
52分間

29.2m/15.5m

29m/10m/18m

26℃/25℃/26℃

良好少々
うねりあり

タナ瀬沖

11:10-11:43
33分間

24m/15.6m

25m/10m/18m

28℃/25℃/25℃

流れあり

志戸子
湾出沖

13:35-14:20
45分間

32.1m/15.9m

34m/10m/20m

28℃/25℃/25℃

流れあり

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2002年7月7日(日)そんなもんだよ、最終日。

晴れている。台風は去った。今日なら口永良部島へは行けた。今日からならトカラへも行けたかも。
そんなもんだよ、いつだって。

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早起きして、もう一度大川の滝へ。

初日に行った時は、この角度の位置へはしぶきと水量がすご過ぎてとてもいけなかったのだ。

近くにいた屋久シカ。目が光って怖い↓

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宿を出て観光へ。初日に挫折した「屋久杉ランド」へ再挑戦。今日は霧もなく、上からの見晴らしはサイコー。青空。種子島が見える。 tane1.jpg
saru3.jpg 道端にヤクザル。フレンドリーな感じ。

30分散策コース。Take Offの面々は途中途中で記念撮影に花が咲いている。私たちは黙々と歩くだけなので、仲間に入れてもらった。

↓これもジブリっぽい。
なんか出てきそう。
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縄文杉が発見される前までは最古だったという紀元杉へ。
ここだけが車で行ける大きな古い屋久杉。

この写真、誰もカメラを見ていない。。。
声かけてシャッターきってよ!⇒

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時間が無い。お土産を買ってあわただしくランチを食べて屋久島を後に。
ランチは名物のトビウオだったのに、台風の影響で新鮮な物が手に入らず、お刺し身が無く残念。でもから揚げは美味しかった。 yakugohan.jpg

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台風5号と共にすごした5日間。6号がやってくる前に無事帰還。

最初から屋久島ツアーだったら、もっと楽しめたかも。でもこんなことでもなかったら屋久島に来ることも無かっただろうし、今は良い思い出?

来年こそはトカラへ!

おしまい。

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