滑膜切除術レポートMenuに戻る


鏡視下滑膜切除術


<滑膜切徐術とは?>

関節リウマチの特徴は、多発性の関節の炎症ですが、この炎症は、滑膜細胞の増殖という形で現れます。
滑膜というのは、関節の内面を覆う本来は薄い組織ですが、炎症を生じると滑膜細胞が増殖して、高級な絨毬のようになります。
初期のリウマチでは、この滑膜を手術で切除して、関節の炎症や関節の破壊をおきにくくすることができます。
この手術を滑膜切除術といいます。
以前は、滑膜切除術は関節を切開して行っていましたが、最近は関節鏡が普及し、関節鏡視下に実施すること が多くなっています。(鏡視下滑膜切除術)

<手術方法>

手術は腰麻もしくは全麻下で行います。
膝の周囲に2〜3カ所の小切開を加え、直径約4mmの関節鏡を刺入し、モニターにて確認しながら関節内の処置(滑膜を可及的に切除)を行います。
(滑膜の状態、関節軟骨、半月板や靱帯のいたみ具合なども調べます。)

<術後は?>

不必要に安静にしていると血液の循環、呼吸、筋肉、骨、関節など、その機能が低下し、回復に相当な期間と努力を要することがあります。
そのため、状態がよければ、術後できるだけ早くリハビリ等で機能回復に努めます。
(リウマチの方は、関節が拘縮しやすく、術後できるだけ早くリハビリを開始します。)
まれに手術部に細菌が感染し、関節が化膿して関節炎を生じ治療が困難になることがあります。 その予防のために、抗生剤を点滴・内服薬等で投与します。

<効果・予後>

多くの場合、関節のはれ、痛みが改善しますが、関節の動きは改善しません。
また、すでに破壊された関節が元に戻ることもありません。
リウマチによる関節の破壊が重度の場合は、今回の方法ではもはや症状が改善しない場合が多く、他の方法として、関節を人工材料で置き換える方法があります。


上記は、先生が患者さんに手術内容を説明する時のマニュアルを参考にさせていただきました。