滑膜切除術レポートMenuに戻る


入院日記


1月27日(月)第1日目...入院初日
1月28日(火)第2日目...検査
1月29日(水)第3日目...手術
1月30日(木)第4日目...術後の点滴
1月31日(金)第5日目...リハビリ開始
2月 1日(土)第6日目...退院



1月27日(mon)   第1日目(入院初日)
主人は仕事、息子は学校のため、1人寂しく荷物を担ぎ、いざ病院へ!
病室に案内され、これからお世話になるベットとご対面。(AM9:00)
大部屋なので、数人の患者さんと寝食を共にするわけだが、ほとんどが、おばあちゃま方であ〜る。 お話があうかどうかちょっと心配(涙)。
「こんなとこ、早く帰るぞ!」と来た早々心に誓う。
とりあえず、荷物をばらしていると、「早速ですが、これから検査に行ってもらいます。」とのこと。 なんと、午前中だけで、次のような検査をこなす。
心電図・肺活量・レントゲン(胸部)・尿検査・止血検査・心エコー・血液検査。 その他、内科検診もあった。(どれも、手術のための検査という感じ)
午後になり、息子の同級生のSちゃんのお母さんが、この病棟の看護師さんであることがわかり、うれしいやら、恥かしいやら(汗)。非常に複雑な思いをしながら、就寝。
けれど、隣のおばあちゃんのいびきと、若いお姉ちゃんの深夜の携帯電話で、ほとんど寝れなかった。


1月28日(tue)   第2日目(検査)
この日も朝から検査。
レントゲン(膝)・麻酔科の診察・抗生剤(消毒)の適応検査・MRI。
中でも、MRIは、驚きの体験だった。「これがあのMRIねぇ〜」なんて呑気に思っていたら、爆発音のような凄い音にビビってしまった(大汗)。
午後から院長回診。いつも“狸おやじ”としか見ていなかった主治医(院長先生)が、ご立派に見えた。
手術室の看護師さんから、手術室の説明や、麻酔までの段取りを、写真を使って説明される。(本当に親切な病院だな〜と感心)

主人と息子が面会に来る...主人は、担当のA先生から今回の手術内容を説明され、同意書にサインする。
その後、ものの15分で帰ろうとする主人(しかも、ムスッとした顔)に、息子と大泣き!
私も息子も会うのを楽しみにしていたのに、ひどい!
「自分一人がしんどい思いをしてるわけじゃないでしょ?」と抗議する...手術前夜の夫婦喧嘩。帰った後も、布団をかぶって泣いた、泣いた...。
思えば、彼も風邪をひき、辛そうだった。けれど、思いやってあげる余裕は、私にはなかった...本当に不安だったから。


1月29日(wed)   第3日目(手術)
昨日の嫌〜な気分を残したまま、手術に向けて、準備をしていく。
昨晩のPM10:00より、絶飲食...丸1日、全く飲み食いできない。
AM7:00点滴→浣腸→シャワー→毛剃り(すね毛)→爪きり→足の消毒。
PM1:30頃、手術着、T字帯着用。
腕に筋肉注射をうつ...この注射で、麻酔注射をうたれる時の痛みが和らぐのだそうだが、この注射自体が、めちゃめちゃ痛い!思わず声が出るほどだった(涙)。
ベットごと手術室に運ばれ、いろんな人の手によって、手術台へと運ばれていく...なんとチームワークのいいことでしょう(さすがプロのお仕事)。何だか宅配荷物になった気分(苦笑)。

いよいよ麻酔注射。今回は、下半身の腰椎麻酔である。背中を出して、できるだけ丸まる。
うたれた瞬間、ピクッピクッ!「腰を絶対にひかないように」と言われていたので焦る。んが、大丈夫だったらしい。

どんどん足の感覚がなくなる...完全になくなったところで、いよいよ、手術開始!(PM2:00)。
最初は、院長自らメスを入れた(と、思う/笑)。モニターに私の膝の中が映し出されると、院長先生より「見て見る?」と言われ、思わず「ハイ、見ます!」と答えてしまった(汗)。(どうやら、冗談のつもりだったらしい/苦笑)
看護師さんが、私の方にモニターを向けてくださり、院長先生の説明を受けながら、自分の膝の内部を見る。
感覚がないので、自分の足だと思えない...平気で見れるなんて、自分でも驚いた。
滑膜は、まるで、ムーミンに出てくるニョロニョロのようである。真っ白のニョロニョロが、骨の回りにまとわりついて、密集していた。
その後は、私は目隠しされ、A先生がそのニョロニョロを切除していく...
途中、ベテランの先生がやってきて、A先生に指導している...まるで、実習生に指導しているようである(汗)。
私のA先生への印象は、「あれ、妙に若いぞ!」だったが、腕の方もまだお若かったらしい...。
「ゲッ」と思いつつ、三人も先生が見ているので、安心といえば、安心(かな?)
ともあれ、2時間後、「おお〜きれいになったな〜」と、先生方は、目隠しの向こうで満足そう!まるで、年末大掃除をやり終えたという感じ。
やれやれ、終わった...途中、寝てしまったり、お腹がすいたり...
運ばれながら、ケースに入れた滑膜をA先生が見せて下さった。「ねぇ〜ニョロニョロみたいでしょう〜〜」と、明るい先生。
笑って「わ〜本当ですねぇ〜」と返事をしながら、「A先生、失敗しなくて良かったね。」と心の中で思った(苦笑)。

回復室で3時間過ごし、懐かしの病室へ...主人と息子が待っていてくれた。
主人も昨日のことは、かなり反省してくれている様子。まっ、勘弁してやるか!(笑)。

数時間前に手術したばかりなのに、看護師さんから「膝、持ち上がる?」と言われ、「ご冗談を(冷汗)」と思う。
けれど、この先、ずっと指先や足首を動かし、膝を持ち上げる練習をさせられる...看護師さんが鬼のように見えた。
麻酔がきれると、激痛が...なので、鎮痛剤を投与してもらうが、背中や腰までも痛くなり、夜は寝れなかった。


1月30日(thu)   第4日目(術後の点滴)
絶飲食からの脱出!
朝食をペロリと食べる...全粥おいしい、幸せ、幸せ♪
リウマチの鎮痛剤のおかげか、深夜のような痛みはない。
食後からは、点滴のコースメニュ〜といった感じ。
けれど、手術開始からやっていた点滴の針が、動いたようで、もれていることに気付く...刺しなおすが、血管の細い私は、看護師さん泣かせである。
何度も刺しなおされ、腕は“薬中”の危ない人みたい...紫色のまだら模様が...。
導尿しているので、一日中、ベットの上で、背中と腰が痛い。
「息子に会いたい!」の一心で、ずっと足指を動かす練習をしていたら、夕方、やっと足を持ち上げることが出来た。
これで、一歩前進だ(嬉)!


1月31日(fri)   第5日目(リハビリ開始)
私の予定では、本日退院(のはずだった...汗)。
とてもじゃないけど、動けそうもない。導尿の管をまだ外してくれないので、諦める。
管がついたまま、看護師さんに体を拭き拭きしていただく。もちろん、あそこやここも...ご想像にお任せいたします。
その後、先生がいらっしゃり、ガーゼ交換をしていただく。
「傷跡見ますか?」の問いに、またしても「ハイ、見ます!」と答えてしまった。
我ながら、好奇心旺盛だな〜と感心する(苦笑)。
先生は、「蚊に刺されたような後が、二箇所あるだけでしょ?」と言われたが、「蚊にしては、でかいぞ!」と思った。
膝の下のほうに左右二箇所、1cmほど切った跡があり、縫合されていた。 膝は全体的に紫色になっていた。
その後、管がはずされ、晴れて自由の身に(笑)。

A先生が様子を見に来て下さる。密かに荷造りしている気配を悟られ、「もう帰る気でいるでしょう?」と苦笑される。
本当は、抜糸(手術後10日)まで、ゆっくりリハビリしてから退院させるつもりのA先生に、「息子が...」と頼み込み、何とか明日退院の許可をもらう。
そのかわり、通院以外、外出禁止。リハビリをきっちりする。無理をしない!が条件である。

午後からリハビリ開始。担当は私と同年齢の女性の療法士さん。
妙に気が合い、笑いながらリハビリの仕方を教わる。
右足に固定装具をし、まず歩行練習。
次に、仰向けになり、両足の下に山型の台をおき、片方ずつ、足を持ち上げる練習。 (30度ほど持ち上げ、アキレス腱を伸ばすように、足先を手前に向ける。その状態で5秒間。ゆっくり下ろす。それを交互に20回)
次は、仰向けで、お尻をキュッと引き締め、腰を持ち上げ5秒間。それを20回。
最後は、療法士さんが、ゆっくり膝を曲げていく...痛いけれど、手術前の痛さに比べれば、楽なもんである。
膝のマッサージもしていただき、気分爽快!けれど、来週から一週間リハビリに通わなければいけないそうだ。 タクシー代、いくらかかるんだろう?(涙)。

病棟に帰ると、あう看護師さん皆に「明日帰るんだって?大丈夫なの〜〜まあ、子供さんが一人でお留守番は心配よねぇ」と同じことを言われる。
正直、息子が心配と言うより、「私の方が息子に会いたい!」という気持ちでいっぱい(汗)。

やっと息子に電話ができた。「お母さん、明日帰るからね。」の一言が涙声になる。
「僕、迎えに行くからね!」のはずむ声が返ってくる...「今ね、洗濯して、干してるんだ!」。
私がいない間、ずっと洗濯とお風呂当番をして、頑張ってくれた息子...ああ〜早く帰りたい!!!


2月1日(sat)   第6日目(退院)
“無謀な退院”と誰もに思われたが、どうにか退院の日を迎えた。
仕事で迎えに来れない主人の代わりに、息子が一人でタクシーに乗って迎えに来てくれた。
小4と言えども、物心着いた頃より、私の専属へルパーをしている息子は、頼りがいがある。
私の言ったとおりに「ハイ!」と動く息子を見て、看護師さん達が驚く。
我が家では、それが当然に思っていたが、そうではないことに親子共々驚く...(汗)。
同室のおばあちゃん方より、お菓子やジュースをいただき、照れる息子(苦笑)。
最後の点滴、ガーゼ交換をしていただき、皆さんに御礼を言って退院する。
久しぶりの外の空気...本当に気持ちよかった。