我が国では、第3世代移動通信システムの普及率がおよそ90%に達し、社会・経済活動の高度化・多様化を背景に、データ通信の利用が拡大しています。今後は、携帯端末の高機能化、コンテンツのリッチ化等により、トラフィックの飛躍的な増大が予想されています。このため、総務省をはじめとして関係機関において、高速データ通信サービスを可能とする3.9世代移動通信システムの導入に向けた検討が進められ、2010年代の早期に実用化が見込まれています。このような状況の中、当センターでは平成21年度情報通信月間参加行事として、LTE (Long-Term Evolution) と言われる3.9世代の移動通信システムの導入に関する講演会を以下のとおり開催し、実用化を巡る最新動向、導入上の課題とその解決に向けた取組み等を探ります。
プログラム | |
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開催日:2009(平成21)年6月9日(火) | |
13:30-13:40 開会のご挨拶 |
財団法人テレコムエンジニアリングセンター 理事長 甕 昭男 |
13:40-14:10 基調講演 |
「2010年代における電波利用の将来像と電波有効利用方策」 総務省 総合通信基盤局 局長 桜井 俊 様 |
14:10-15:10 講 演 |
「LTEサービスに向けて」 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 代表取締役副社長 辻村 清行 様 |
15:10-15:30 休 憩 | |
15:30-16:30 講 演 |
「NECのワイヤレスブロードバンドへの取組み」 日本電気株式会社 執行役員常務 遠藤 信博 様 |
16:30-17:00 講 演 |
「次世代移動通信システムの試験・認証に向けた取組み」 財団法人テレコムエンジニアリングセンター 常務理事 田中 謙治 |
17:00 閉 会 |
所感:高速データ通信サービスを可能とする3.9世代移動通信システムの導入に向けた、国、事業者、メーカ
代表の方々からのホットな話が聞けた。テキストも充実しており、役にたつ情報でした。
1「201x年,電波はどう変わるか」 総務省 総合通信基盤局 局長 桜井 俊 様
ITCビジョン懇話会の概要、電波政策懇談会の概要 等の話があった。
2.「LTEサービスに向けて」 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 代表取締役副社長 辻村 清行 様
世界と日本の」携帯電話の現状、ネットワークの進化、動画・ブローとバンドコンテンツの進展、サースの進化等の話があった。
参考資料:5年後には確実に世界は変わる
3.「NECのワイヤレスブロードバンドへの取組み」 日本電気株式会社 執行役員常務 遠藤 信博 様
ワイヤレスブロードバンドがもたらすもの、ワイヤレスブロードバンドインフラへの期待、更なる期待と課題等の話があった。
参考資料:NEC、ワイヤレスブロードバンドへの取り組みを紹介
ワイヤレスブロードバンド市場と. NECの取り組み