「地上デジタル放送の新たな展開」

日時; 平成 16年 1月23日 (金) 13:00〜18:00
会場: 機械振興会館 地下2階ホール 会場への地図
(東京都港区芝公園3−5−8 地下鉄日比谷線神谷町駅下車徒歩8分)
「地上デジタル放送の新たな展開」
司会 曽根原 登(NTT)・真鍋 武嗣(通信総研)
東京支部長挨拶 持田侑宏(富士通研究所)

題   目:
1. 地上デジタル放送の展開   浅見 洋(総務省)
2. 地上デジタル放送技術の課題と今後   久保田 啓一(NHK)
3. スタートした地上デジタル放送の今後の課題       関 祥行(フジテレビ)
4. 通信と放送の融合技術の課題と今後            安田 浩(東大)
5. パネルディスカッション   座長 安田 浩(東大)
 三浦基(NHK文化研究所)、浅見、久保田、

概   要:
 地上デジタル放送は2003年12月1日より,東京,大阪,名古屋の3大都市圏で放送が開始され,
2011年までには地上テレビ放送は完全にデジタルに移行する計画である.これを契機として我が国も
ようやく全面的なデジタル放送の時代に突入し,放送がデジタル化による通信との融合などにより
情報通信メディアとして更に高度化し,飛躍的な発展を遂げる絶好の機会が巡ってきているといえる.
本シンポジウムでは,総務省,放送事業者,大学でこの分野に携わっている方々をお招きし,
地上デジタル放送の最新の動向,放送と通信の融合等に向けての今後の展開,展望等について
ご講演,ご討論いただく.

所感:
 デジタル化で何が変わるか、移動受信・携帯受信が可能、双方向通信が期待されているが、
どのようなサービスが生まれるか、今後の検討が進める必要があると感じた。
身体の一部になるようなサービス、1日平均3.5時間の視聴時間を伸ばすにはどうするか、
コピーワンス、コンテンツの著作権、CATVへの配信、光ファイバー利用への拡大等の課題が
述べられた。 2006年から日本全国でサービス予定とのこと。
 NHKの久保田氏からは4本のダイバシィチアンテナで移動受信が良好な走行実験
の映像の紹介や東北新幹線の走行実験で90%の受信が確認できたとのこと。
 NECのPCで地上テレビ放送が見られる装置のデモがあった。             

“1セグメント放送”が抱える課題と期待
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/0401/23/news067.html

大きなトラブルもなく、順調な滑り出しをみせた地上デジタル放送だが、
もう一つの目玉といえる「1セグメント放送」のほうはなかなか動きがみえない。
しかし水面下では、新しい放送サービスの形を模索する動きが進んでいるようだ。

地上デジタル放送の技術動向と将来展望
http://www.toshiba.co.jp/tech/review/58_12pdf/a02.pdf

地上デジタル放送の移動受信とソフトウェア受信機の研究
http://www.nhk.or.jp/strl/aboutstrl/group/dn/dn-menu3.html

“新世代テレビ”誕生! 地上デジタル放送が生活を変える
http://www.nhk.or.jp/zero/dsp29.html

以上