電子情報通信学会 東京支部 講演会 「スイカとパスモ:その開発の歴史と最前線」
日   時: 平成20年1月25日(金)13:30〜16:30

会   場: 機械振興会館 地下2階ホール会場への地図
(東京都港区芝公園3−5−8 地下鉄日比谷線神谷町駅下車徒歩8分)

題   目: 「スイカとパスモ:その開発の歴史と最前線」
司会 相田 仁(東大)

開会 東京支部長 喜連川 優

講演 椎橋 章夫(東日本旅客鉄道 IT・Suica事業本部) 13:30〜14:45

(20分休憩)

講演 河村 悟(東京地下鉄 鉄道本部)           15:05〜16:20

概   要:  改札口で乗車券を定期入れやカバンから出すことなく、タッチするだけで通ることのできるJR東日本のICカードを用いたサービス「Suica」は、2001年にサービスが始まりましたが、その便利さから大好評を博し、これまでのカードの発行枚数は2,000万枚を超えています。2004年からは乗車券としてだけでなく、駅の売店や街中のコンビニ等の支払いにも利用できるようになりました。また、2006年からは「モバイルSuica」として、携帯電話端末をSuicaとして用いることのできるサービスも始まり、サービスメニューが広がってきています。一方、関東地方の私鉄、公営交通、バスの加盟するPASMOは同様のサービスを2007年3月18日に開始し、同時にSuicaとの相互利用を開始しましたが、最初の4日間で100万枚、23日間で300万枚売り上げる空前の大ヒットとなり、在庫不足の懸念から半年近くにわたって発売を制限する事態となりました。今回の講演会では、このように注目を浴びているSuicaとPASMOに関して、ご講演を賜ります。スイカの開発には16年の歳月が投入され、新幹線同様、日本を代表する先進システムと言えます。スイカは一日約1600万トランザクションを処理しており、その先端的な技術をご紹介頂くと共に、加えて、生活に密着したICカードにおけるこれからの新しいサービス戦略に関してもお話しいただける予定。

所感:スイカとパスモのその開発の歴史と最前線の話が聞けた。システム設計の大変さが理解できた。今後世界の標準化で、拡大を期待したい。
出典:http://www.ieice.org/tokyo/kouen.html