電子情報通信学会 東京支部 講演会&見学会「スーパーコンピュータ今昔物語」
日   時: 平成20年1月16日(水)13:30〜17:00

会   場: 東京工業大学・大岡山キャンパス西9号館2階ディジタル多目的ホール
東京工業大学大岡山キャンパスへの行き方
大岡山キャンパス内のディジタル多目的ホール

題   目: 「スーパーコンピュータ今昔物語」
講師 中田 登志之氏(NEC)、松岡 聡氏(東工大)
司会 水本 哲弥・篠田 浩一(東工大)

開会挨拶(水本評議員)                    13:30-13:40

1.「スーパーコンピュータの歩み」              13:40-14:30
 中田登志之氏(NEC)

2.「TSUBAMEへ至るクラスタコンピューティングの道」  14:30-15:20
 松岡 聡氏(東工大)
                   
 (20分休憩)

3.TSUBAME見学会
 ガイダンス/西川准教授(東工大)            15:40-16:00
 GSICに移動しTSUBAMEを見学              16:00-17:00

概   要:  スーパーコンピュータは1970年代に開発が開始され、今日まで30年余りの短い間に目覚ましい進歩を遂げてきました。現在は、大規模計算が必要な地球シミュレータやタンパク質構造解析などの多くの分野で活躍し、我々の日常生活により身近な存在になってきています。本企画では、第一線の研究者においでいただき、このスーパーコンピュータの歴史を振り返り、今後の展開について解説いただきます。また、本年10月現在で国内トップの性能をもつ、東京工業大学のスーパーコンピュータTSUBAMEの見学会も同時開催。

所感:スーパーコンピュータの歩みの話、東京工業大学のスーパーコンピュータの話及びそのTSUBAMEの見学があった。
30年余りの短い間に目覚ましい進歩が理解できた。すごい。
東京工業大学のスーパーコンピュータ「TSUBAME」は、大岡山キャンパス(東京都目黒区)にあり、現時点で世界7位の高性能マシンだが、
新入生でも使える「みんなのスパコン」がコンセプトであり、2階の2部屋と1階の1部屋で構成され、全ての説明を詳しくして頂いた。


多数の汎用CPUを束ねることで超高速な計算を可能にするグリッド式を採用しているため、低価格で実現できたことが特徴であるとのこと。
構成は、AMDのOpteronを搭載したSun Fire×655ノード(1万480CPUコア)などによる計算クラスターと、1.1P(ペタ)バイトの大容量データストレージなど。
OSはLinuxを採用。全体的な構築はNECが担当したとのこと。

スーパーコンピューティングのチャレンジは熱との戦いでもある。電力消費は最大で1.2メガワット。フロアはラックと空調機の場所取りパズルのようでもあり、
ファンと空調機の騒音がものすごい。建物の屋上には巨大な室外機が
見えた。

出典:http://www.ieice.org/tokyo/kouen.html
    http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0607/03/news100.html
    http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0704/titech.htm
   http://ja.wikipedia.org/wiki/TSUBAME