菖蒲久喜ラジオ放送所は東京・渋谷にある放送センターから送られてきた番組を各ご家庭にNHK第1放送、第2放送、衛星放送の電波にして送り出しているところです。
 この放送所は日本最大で、どのような状況でも電波が止まらないように様々な工夫を凝らしています。
放送電波の届く範囲をサービスエリアといいます。
この放送所のサービスエリアは、関東・甲信越を中心に北は福島県から南は愛知県まで約2000万の受信世帯をカバーしており、全国世帯数の4割に放送を届けていることになります。
■ 設備概要
● ラジオ第1放送所(写真右)
放送設備 出力 300kW、周波数 594kHz
アンテナ 高さ  245m
● ラジオ第2放送所(写真左)
放送設備 出力 500kW、周波数 693kHz
アンテナ 高さ  215m
● 衛星放送地球局(写真右下)
放送衛星向け送信機 出力 450W(最大)
パラボラアンテナ 直径 7m:2基、5.5m:6基
● 菖蒲テレビ固定局
地上デジタルテレビ放送中継局
在京民放5社、放送大学と共用。
NHKはデジタル教育放送を加波山(茨城県)と
桐生(群馬県)に中継しています。
● 敷地
放送設備電波を効率よく放射するため、
広い敷地全面に銅線を放射状に埋設しています。
これをラジアルアースと呼んでいます。
敷地面積  313,121u(約95,000坪)

                               NHK菖蒲久喜ラジオ放送所見学
2009.7.21(火) 14:00-16:30 NHK菖蒲久喜ラジオ放送所 第391回情報化研究会

蒲町にあるNHK菖蒲久喜ラジオ放送所を見学してきました。
日本最大級の放送所であり、関東・甲信越を中心に宮城県の一部から愛知県の一部まで、約2000万の受信世帯をカバーしており、全国世帯数の4割に放送を届けています。放送設備電波を効率よく放射するため、広い敷地全面に銅線を放射状に埋設しています。これを「ラジアルアース」と呼んでいます。アンテナの高さは波長の1/2に相当する高さ、頂上の丸い輪でアンテナを高くする効果がある。アンテナの利得は約2dB(1.6倍) とのこと。送信装置は固体化(真空管なし)で300kW, 500kWの電波を出している。雷害対策も考慮されていました。























出典:菖蒲久喜ラジオ放送所
あなたの知らない菖蒲
NHK菖蒲久喜ラジオ放送所
菖蒲久喜ラジオ放送所