MMACフォーラム講演会2008
日時:2008年03月10日(月) 13時00分〜 18時20分
受付開始日:2008年02月12日
場所:明治記念館 富士の間
定員:210人費用:無料
概要:
 マルチメディア移動アクセスフォーラム(会長:齊藤忠夫、以下、
MMACフォーラム)では、マルチメディアを「いつでも、どこでも」
取り扱うことができ、光ファイバ等とシームレスな接続が可能で、
持ち運びできる超高速・高品質な無線アクセスシステムであるマル
チメディア移動アクセス(MMAC)の開発を目標として、調査研究、
システム仕様検討、実証実験、情報交流及び普及啓蒙活動等を行っ
て参りました。
 このたびMMACフォーラムでは、広帯域な移動体通信システムの可
能性を広く知っていただき、MMACの一層の活性化に役立てられるよ
う「MMACフォーラム講演会2008」を開催いたします。

 講演会終了後にMMACフォーラムの主催により、講師と参加
者の意見交換会・懇親会(立食形式)を開催いたします。多くの方々
のご参加をお待ち申し上げます。

MMAC活動報告概要
情報通信産業は世界的に急速に拡大発展しておりますが、そのなかで、無線通信、移動通信サービスの占める比重はますます大きくなっております。
日本においても、情報通信ビジネスの急激な発展には移動通信の利用の拡大、多様化が原動力となっております。移動通信はますますブロードバンド化し
多様な新しい利用形態がもたらされております。サービスの向上とビジネスの発展は、利用者の高い関心のみならず、製造会社の熱心な研究開発、
通信事業者の創造的なビジネスの展開によるところが大きく、今や、携帯電話とPHSの日本における契約数は1億を超えております(2007年4月末現在)。
 情報通信産業とそのサービスが今後とも発展し続けるためには、新世代の高性能なマルチメディア無線システムの開発が必要になります。
ファイバーツーザホームに匹敵する広帯域な移動体通信システムの開発も実現可能な目標であります。
 「マルチメディア移動アクセス(MMAC)推進協議会」はこうした広帯域無線方式を実現することを目的として1996年12月に学識経験者、利用者、通信事業者、
製造会社が参加して設立されました。同協議会の目的は、IMT-2000に続く高性能無線システムを提案することで、あらゆる人が「いつでも、どこでも」使える
コミュニケーションシステムの実現を目指しました。 この結果、現在広く活用されている広帯域無線方式の多くについて、国際的協力の下に貢献することができました。
これはMMACの実現に向けた大きな成果と考えております。
 私共は、今後も新たな無線システムの開発を進めることにより世界に貢献出来ることを希望し、2004年6月に、名称を「マルチメディア移動アクセスフォーラム(MMACフォーラム)」
に改め、新たなスタートを切りました。 ここに当フォーラムの概要をご紹介し、皆様のご支援とご協力をお願い申し上げる次第であります。

MMCAシステム概要

1.マルチメディア移動アクセス(MMAC)とは?
マルチメディアを「いつでも、どこでも」取り扱うことができ、光ファイバ等とシームレスな接続が可能で、持ち運びできる超高速・高品質な無線アクセスシステム。
2.MMACのシステム概要
SHF帯(3〜30GHz)、ミリ波帯(30〜300GHz)等の電波を利用した最大1Gbpsの伝送が可能な無線アクセスシステム。
高度携帯TV電話、高精細画像でのTV会議が実現可能。
3.MMACの主な仕様目標
  無線アクセスシステム
サービスエリア 公共空間、プライベート空間(屋内、屋外)
接続網・インターフェイス 公衆網、自営網(イーサネット、ATM、IEEE1394等)
情報伝送速度 〜1Gbps
接続端末 パソコン、AV機器等
モビリティ 静止〜歩行程度(ハンドオーバあり)
使用周波数帯 マイクロ波帯及びミリ波帯
所要帯域幅 〜1000MHz
伝送品質 有線網と同等(10-6〜10-8程度)
4.MMACのイメージ
MMACの位置付け
MMACの位置付け

MMACの利用イメージ

出典: MMAC: http://www.arib.or.jp/osirase/oshirase/osirase080214.pdf
http://www.arib.or.jp/mmac/outline/index.htm