ITSカーマルチメディアの実装技術の現状と課題
森島光紀 森島技術士事務所
第18回エレクトロニクス実装学会で2004年3月19日招待発表しました。
詳細は学術講演大会講演論文集を参考ください。
発行元:(社)エレクトロニクス実装学会 TEL: 03-5310-2010 FAX.03-5310-2011 ( http://www.jiep.or.jp/ )
ABSTRACT:” Current and issues of mounting technology in ITS Car multimedia ”
The trend of ITS car multimedia needs to develop “INFOTRONICS TECHNOLOGY”, which each
broadcast, mobile communications, and automatic driving support system have integration and
complement with high performance of user oriented convenience.
The present problem is got, the mounting technology of integration and a miniaturization of an antenna,
LAN of a wire, and the high human machine interface (position of a display) of visibility is explained,
and mounting technology is required for realization of a miniaturization (modulating and integration),
lightweight (multiplex communication and radio), low-cost, and a raise in reliability.
Finally the apparatus mounting image of an advanced safety vehicle is shown.
1. はじめに
ITSカーマルチメディアの動向は放送・移動通信・自動走行支援が各々の間で補完・統合化されユーザ志向の利便性の高い“インフォトロ二クス”技術の開発が重要である。
現状の問題点を上げ、アンテナの統合化・小型化、ワイヤーのLAN化、視認性の高いヒューマンマシンインターフェース(デスプレイの表示位置)の実装技術を説明し、小型化(モジュール化・統合化)・軽量化(多重通信・無線化)・ローコスト化・高信頼度化の実現には実装技術が必要である。
最後に先進安全自動車の機器実装イメージを紹介する。
2. カーマルチメデア技術の進展
3. 現状のカーマルチメディアの問題点
4. 動向と課題
4.1 機器の小型化・軽量化とマルチメディア化
4.2 利便性、視認性の高いヒューマン・マシーンインターフェース部の実装の開発・研究
4.3 アンテナの統合化・小型化
4.4厳しい使用環境・高信頼度・ローコスト化
5. 先進安全自動車(ASV: Advanced Safety
Vehicle)
6. まとめ
1) ITSカーマルチメディアの実装技術は車の利便性・安全・環境のために小型化(モジュール化・統合化)・軽量化(多重通信、42V化、無線化)・ローコスト化(小型・軽量・統合)の実現、“インフォトロニクス”技術開発が益々重要になる。
2) 車の電子化が急激に進んでおり、電子部品・デバイスの高信頼度(耐衝撃・振動・温度・耐水等)実現の実装技術。
3) ヒューマンマシンインターフェース重視の実装技術。
4) 車体全体の電磁波シミュレーションを行わないと,数々のアンテナの配置を決定できなくなっている。
5) 無線規格、EMC規格、安全規格を満足させる実装技術。 以上