第245回

ITU−R(無線通信)研究会

 

主査 橋本 明
幹事 廣瀬 毅

テーマ

地上デジタル音声放送およびSバンド衛星デジタル放送による新しいサービス展開
@ デジタルラジオについて
A モバイル放送が創る新しいライフスタイル

講 師

佐々木 章 氏

デジタルラジオ推進協会(DRP) 技術委員長(J-WAVE)

山口 慶剛 氏

モバイル放送(株) 第二営業統括部 統括部長代理

日 時

1月18日(火) 14時 〜 16時

場 所

(財)日本ITU協会 会議室

概 要

@ デジタルラジオについて −日本における地上デジタル音声放送−
デジタルラジオは、静止画・簡易動画などのデータ放送が可能な高品質音声放送です。伝送方式は地上デジタルテレビジョン放送と同じOFDM方式を使用し、車載受信機や携帯受信機でもクリアーな受信が期待できます。日本では、2003年10月10日から、実用化試験放送という形で、NHKや民放ラジオ局などで構成される「(社)デジタルラジオ推進協会(通称DRP)」が免許を受け、テレビの7ch(VHF帯)を使い首都圏と近畿圏で放送サービスを行っています。今回は、DRP、技術方式、放送設備と最近のサービスの概要ならびに将来展望について紹介します。
A モバイル放送が創る新しいライフスタイル −世界初!Sバンド衛星デジタル放送サービス−モバイル放送(株)は、2004年3月13日に米国フロリダより打上げた自前のSバンド静止衛星により、これまでにない新しい放送サービス『モバHO!』を2004年 10月20日にスタートしました。世界初となる、モバイル環境への映像番組、多チャンネルの音楽・音声番組、及びデータ番組を全国へ向けた放送サービスの内容及び将来展望について概説します。また、防災メディアとしても注目を集めつつある、モバイル放送の特徴、及びこのメディアの持つ可能性についても解説します。

所感:第一線の2名の講師のホットな話があり、有意義であった。

.(社)デジタルラジオ推進協会(通称DRP)」が地上デジタルテレビジョン放送と同じOFDM方式を使用したデジタルラジオ放送の実用化試験が東京と大阪で行われており、今後のサービスを検討中とのこと。簡単なデモが行われた。

2.世界初のSバンド衛星デジタル放送サービスの紹介。モバイル放送(株)は、2004年3月13日に米国フロリダより打上げた自前のSバンド静止衛星により、これまでにない新しい放送サービス『モバHO!』を2004年 10月20日にスタートしました。世界初となる、モバイル環境への映像番組、多チャンネルの音楽・音声番組、及びデータ番組を全国へ向けた放送サービスの内容及び将来展望について概説します。また、防災メディアとしても注目を集めつつある、モバイル放送の特徴、及びこのメディアの持つ可能性についても解説された。