第3回 Beyond 3Gに関する国際会議 05/26-27/04
(International Conference on Beyond 3G Mobile Communications-2004(ICB3G-2004))
総務省などの主催による次世代携帯電話システムについて識者を招いて議論を重ねる「Beyond
3Gに関する国際会議」が5月26日、27日の2日間、高輪プリンスホテルで開催された。
Program:
Keynote Speech
Session 1: Policy and Market Aspects
Session 2: Regional and Global Activities for B3G
Session 3: Brodcast and Multicast Services
Session 4: B3G Radio Technologies (Academian's Views)
Session 5: B3G Radio Technologies (Industries' Views)
Session 6: B3G Network Technologies
初日のキーノートスピーチには、KDDI、NTTドコモ、英ボーダフォンそれぞれの関係者が発表した。
ケータイWatchのホームぺージに詳細がありますので参照ください。 http://k-tai.impress.co.jp/
KDDI伊藤氏、「4Gは生活必需品にふさわしい姿に」
ドコモ木下氏、4Gへの取り組みを披露
ボーダフォン・テンプル氏、「4Gはサービスエリア重視で
所感:
*2003年のITU無線通信総会(RA―2003)においてIMT−2000の高度化とその後継システムに関するフレームワーク勧告が承認され、また、同年の世界無線通信会議(WRC−2003)では、IMT−2000の高度化とその後継システムの周波数関連事項を2007年開催予定のWRC(WRC−2007)の議題に含めることが決定された。今後WRC−2007に向けて、IMT−2000の後継システムに関する検討が世界的に加速することが予想されている。
このような状況を鑑み、主要国(日本、韓国、中国、米国のFCC, 欧州)のエキスパートを一堂に会して、IMT−2000の後継システム、即ち
Beyond 3Gの移動通信に関するビジョン、サービス、技術並びに標準化、そして将来への期待等について議論することにより、Beyond
3G移動通信システムの研究開発並びに標準化活動の推進に資することを目的として開催された。
* B3Gと4Gの定義は違うのかが議論されたが、3Gの発展系の3.5Gを含めた高速化、インターネット応用、先が分からない,
ITUでの定義がB3Gであるとする意見と、まったく新しい方式を4Gとする意見が出たが、今後の検討課題である。
*目標は移動体通信で通信速度100Mbps(静止:1Gbps)、課題は使用周波数帯、ピコセルでのハンドオーバ、応用分野、価格等であるが、2007年開催予定のWRC(WRC−2007)で概要が決まる予定。
*ロードマップ:日本は2010年、中国・韓国は2012年頃の予定。
*来年の第4回の国際会議は中国で開催される予定。
参考資料:プログラム、予講集(1-369ページ)
以上