アジア最大の家電・通信・デバイス展示会「CEATEC JAPAN2004」

最先端のデジタル家電、ネットワーク機器、パソコンが一堂に集まる「CEATEC JAPAN2004」が、千葉の幕張メッセで10月5日〜9日の5日間開幕した。エレクトロニクス、情報通信分野の総合展示会としてはアジア最大の展示会であり、電機メーカー、通信会社、ソフト会社など、国内外から728社が参加している。

CEATEC: http://www.ceatec.com/ja/2004/visitors/top_general_info.html

「モバイル機器の動向」「カーエレクトロニクス機器の動向」「デジタル家電の動向」「デバイスの動向」等を把握するため6日に行ってみた。今年のトピックスは「最先端の携帯型情報端末機器」「次世代DVD規格の行方」「薄型テレビの各社の最新機器」「衛星モバイル放送」等などと感じた。展示会場を一通り見ておけばモバイル機器やデジタル家電をめぐる業界地図が分かる。

「モバイル機器の動向」

モバイル用の燃料電池(KDDI, 日立、東芝)

*電子マネーの操作機器(ドコモ),家電のリモコンとしての携帯電話機(NEC) 

デュアル携帯電話「PGD-G1000

*衛星デジタルモバイル放送の端末機(東芝)

地上デジタル放送の受信機能を搭載した携帯電話型端末(ソニー)

海外モデルを紹介するNECブース

*無線タグの多様な使い道(JEITA)

*地上波デジタルテレビ放送に対応した専用端末や携帯電話が製品化直前の試作機として多く展示されていた

「カーエレクトロニクス機器の動向」:0

*携帯電話のブルーツースハンズフリ

*音声認識デモ(KDDI)

日産自動車のカーテレマティクスサービス

STMicroelectronics社は,ハンズ・フリー

*豊田合成は,白色発光ダイオード(LED)をバックライトに搭載した32インチ型の液晶モニタを試作

*車載ミリ波レーダ 検知角度が±15度と広いことが特徴 (村田)

「デジタル家電の動向」:

*シャープは,画面寸法が65インチ型と世界最大の液晶テレビを開発

*北米地域では普及が進み、比較的値ごろ感のある大画面薄型の「リアプロジェクション型テレビ」もソニーやビクター、三菱電機などが力を入れて展示を始めた。

*次世代DVD規格をめぐり火花を散らしている「HD DVD」と「ブルーレイディスク」の両陣営の展示も注目を集めていた。比較は難しくどちらも綺麗な映像のデモをしていた。

「デバイスの動向」:

*小型化,高機能化の進む電子部品

*小型マイクロ波アンテナ(村田、日本アンテナ)

*超小型GPSデバイス(NEC), モジュール(ミツミ)

コンファレンスでは、基調講演にソニー、松下電器産業、NTTなどのトップが顔をそろえ、約130のセッションで業界動向や各社の戦略の紹介、最新技術の解説などが行われている。

6日11時から中村維夫・NTTドコモ代表取締役社長の、基調講演で『「生活インフラ」への進化を遂げる携帯電話』と題し、携帯電話市場や同社のサービスについて話を聴講した。

ケータイWatch : http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/event/20861.htm

*ITmedia: http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/0410/06/news055.html