イラスト05 黒髪着物少年VS暁着物青年

一度は床についたものの、昼間のことをおもいだすとなかなか眠ることができなかった。
寝返りをうって天井を睨んでいたが、おもむろに起きあがると刀をつかんだ。
そこらにあった着物をひっかけ、帯もしめずに部屋をでた。
ふすまをあけると月明かりで闇にまぎれることもできなかったが
廊下の真ん中あたりで抜刀すると奴の部屋に向かった。