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抱っこ法のサークルでお母さん達の癒しあいに、今日もAちゃんが一緒に参加した。いつもは一人遊びをしながら待ってくれるのに、今日のAちゃんはなんだか様子が違うぞと思いながらも、いつものようにお母さん達の自己紹介からはじめる。Aちゃんのお母さんの番になった時、お母さんにちょっかいを出したり、おっぱいを捜したり、なんだかAちゃんは自分に注目を引きたいみたいだなと感じて、お母さんに「この頃何かあったのかな?」と尋ねてみました。
お正月でちょっとお母さんが忙しくて寂しい思いをさせたようなので、「今日は、まずはAちゃんの抱っこから始めよう」とお母さん方にお伝えして、だっこ法のはじまり、はじまり。「だっこ法を見るのは始めてです」と言うお母さんも居たので、なんだか「だっこ法の勉強会」のようなだっこになりました。横抱きにすると、目はしっかり閉じて体を突っ張って怒り泣き、「寂しかったね、お母さんが忙しくてかまってあげれなくてごめんね、一杯怒っていいよ、一杯文句が言いたかったね、いっぱい寂しいと言ってていたのに気づいてあげれなかったね、お母さんに気付いてほしかったね」と言葉をかけながら、しっかり張り合って慰め続けると、少しずつ体が緩み、目が開きちらちらとお母さんと目が合うようになってきました。「さびしかったね、でもAちゃんのこと、ずーと大好きだからね」とお母さんが伝えていくと、なんだか先ほどの怒り泣きから、甘えたようなえーん、えーんと可愛い泣きになり、Aちゃんの指がお母さんのお顔をまさぐり始めました。とてもステキな光景です。本当はもう少し時間をかけて抱っこを続けたいのですが、お母さん達の癒しの時間が少なくなるので「ごめんね、時間がないのでこれで終わってしまうけど、後はおうちでゆっくりお母さんに抱っこしてもらっていいかな?」と伝えて抱っこを終わりました。
お母さんのお膝から降りたAちゃんは、一人遊びをしてくれて、時々お母さんに何かを伝える顔はさっきと違って笑顔です。ほんの20分ほどの時間でしたが、Aちゃんは自分の言いたかった事がお母さんに分かってもらえて、大好き!を伝えてもらえて安心したのでしょう。だっこ法を見ていたお母さん達は、「だっこ法をする前と、した後のAちゃんのお顔がぜんぜん違うし、あんなにお母さんにまとわりついていたのが、うそのように一人遊びができるのですね」とAちゃんの変化に驚いていました。
子どもはお母さんが大好きだから、けなげにお母さんを助けようとしてくれます。お母さんの邪魔は決してしたくはないけれど、寂しい時や辛い時、自分の心が一杯になった時は、分かって欲しくってSOSのサインを出します。そんな時に頭ごなしにお母さんが怒ってしまうのではなく、子どもの行動の奥にある「気持ち・思い」(SOSの発信)に気付いてあげると、乱暴な行動や問題行動がおさまる事があります。私たち大人さえも、分かってもらえなかったり、認めてもらえないとイライラしたり落ち込んだりしますね、子ども達も大好きなお母さんに分かってほしいのです。
上手に伝えられない「自分の思い」をどうぞお母さんのステキな感性でキャッチして上げて下さいね。時々お母さんがしんどくて感性が鈍った時は、抱っこサークルに来て、一杯辛さを訴えたり、しんどさを吐き出して、心の元気をもらいに来て下さい。おかあさんが元気になったら子供たちも元気になる事があります。どうぞ一人で落ち込まないで、勇気を出してサークルへおいで下さい。同じ思いを持った仲間が待っていますよ。
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