そ よ 風 の ア ト リ エ
透明水彩画・・・吉沢三さ子 作品とその世界
( NO.289 2025.04.1 毎月1日更新)
【 桜 開 花 と 作 品 展 】
3月23日に高知と熊本で桜の開花が発表されました。高知は昨年と同じ日で、平年より1日遅かったのですが、今年も全国
トップの開花宣言でした。高知に1日遅れて、24日には東京でも開花しました。そして30日には満開となりました。
名古屋の開花宣言は3月26日でした。開花して一週間から10日程で満開となるそうですが、今年は気温の変化が激しく、
夏日から一気に冬に戻ったりしています。そのために、いつもの年より長く桜が楽しめそうで、嬉しいです。
その桜の開花と共に、今年の作品展が始まりました。会場の喫茶店ピアでの開催は4年振りです。美術館での開催とはまた
違って、コーヒーや食事を楽しみながらゆっくりと過ごすことができます。でも客席の壁に展示してあるので、観賞には他のお客
様への気遣いもあります。長所もあれば短所も、ということでしょうか。それでも私はこの喫茶ピアでの作品展は、気に入ってい
ます。懐かしい人達との久し振りの再会を楽しみにしていますし、新しく出会える人もいるのです。
4月20日までの20日間、時間が取れましたら、お出かけ下さい。
PS:作品展のお知らせ
3月31日(月)から4月20日(日)まで市内の喫茶店 「珈琲館ピア」 で作品展を行っています。
作品展のテーマは 「 光る春へ 」 です。桜をメインとした作品を展示しています。
会 場 珈琲館ピア
住 所 豊橋市花田町荒木29-1 電話 0532-31-0746
営業時間 7:30~16:30 ただし 日曜日は午前のみ 火曜日は午後2時まで
そよ風のアトリエへようこそお越し下さいました
このアトリエには、下記の部屋があります。ごゆっくりとご覧下さい
4月の部屋 百花のそよ風 (マネージャー余話) 第33 回 藤 そよ風に乗って(マネージャーの独り言)
風誘讃花一覧 100回記念の部屋 そよ風の小径 そよ風の小径 パート2 新エッセイの部屋一覧
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吉沢 三さ子 プロフィール
出身地 : 長野県佐久市 (1949年7月生まれ)
日本画家、飯島三友(江戸末期~明治・大正)を曾祖父に持つ(参考エッセイ「三さ子の三とは」)
東京のデザイン学院でイラストを学び、テレビ局(テレビ東京)でデザイン画を担当
1973年、結婚を機に職場を離れ、子育ての傍ら独学で水彩画に取り組む
豊橋に転居した1979年から本格的に水彩画の創作活動を始める(参考エッセイ「俺、お前の絵、好きだよ」)
名古屋市で NHK文化センター名古屋 水彩画教室講師 (2006年~2019年)
豊橋市で NHK文化センター水彩画教室講師 (1997年~2023年3月)
昨年2023年4月から 「くらしときめきアカデミー豊橋」で水彩画教室講師 第2第4水曜日13:00~15:00
【 胴 咲 き 桜 】
桜の開花宣言が各地の気象台から発表され出しました。今年は開花の予想が難しかったようです。皆さんはどのような予想を
立てていらっしゃいましたか? いずれにしても、この文章がお手元に届く頃には、染井吉野の桃色が私たちを優しく包んでいる
ことでしょう。
実を言うと、今年に入ってから私自身は、部屋中に桜の写真やイラストなどを飾って、桜の絵を描きまくっていたのです。理由は
言わずもがな、3月31日から始まる喫茶ピアでの個展に備えてということになります。
お花見を終えて、ちょっと喉の渇きを潤そうと入った喫茶店のそこここに桜の絵が飾ってあったとしたら・・・・なんだかとっても楽
しいことになるのではありませんか?そんなことを想像しながら凍てつく季節を机に向かって準備してきました。
そんなある日、ラジオから流れてきた話題の中で「 胴咲き桜 」という言葉が耳をとらえました。聞き覚えのない言葉でしたが、
「 もしかして、あれかな?」ということで聞き入りますと、こんな概要でした。
胴咲き桜とは、老木となった桜の幹から直接花が咲く現象で、染井吉野などの桜で発生する可能性があるというのです。幹や
根から葉のシュートが直接伸びて、花や葉をつけたように見えるために、不定枝や不定芽の一種とも言われているようです。
本来は枝を伸ばして花を咲かせるところをショートカットして咲くために、省エネな方法だと考えられているようです。染井吉野に
その現象が多いのはまさにそういうことなのか、と納得した次第です。
なにを隠そう、この数年私は近所の染井吉野の桜並木を歩く度に、胴咲き桜、という言葉も知らないのに、この状況に惹かれ
ていたのです。それだけでなくて、その時写した写真を頼りに、何枚もの胴咲き桜を描いていたのですよ!
老木の生きる工夫や根性を感じさせる現象であったと聞けば、我が意を得たり、という感慨が胸を駆け巡ります。
では、喫茶ピアで作品ともどもお会いできる日を楽しみにしています。
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