香取市佐原

平成8年12月10日選定
千葉県香取市佐倉 (商家町)

佐原は利根川下流域の物資集散地として、近世から近代にかけてに栄えた河港商業都市である。小野川沿いに「だし」と呼ばれる荷揚用階段が多数設けられ、寄棟造・妻入の町家等が建ち並び、伊能忠敬旧宅(国指定史跡)もある。香取街道沿いには、切妻造・平入の二階建の町家や蔵造の町家等が連なり、大正時代以降の煉瓦造やRC造の洋風建物等も残っている。
【全国伝統的建造物群保存地区協議会発行・歴史の町並より抜粋】