有田町有田内山
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平成3年4月30日選定 佐賀県有田町 (製磁町) 佐賀県西部にある有田は、江戸時代から現在に至るまで、製磁生産の町として知られている。有田焼は国内だけでなく、欧州各国にイマリの名で輸出された。大通り沿いを中心とする約2kmの細長い町並で、表通りの商家及び付属屋、窯元の屋敷及び付属屋、洋館並びに寺社建築など、和風から洋風までさまさ゜まな意匠の建造物が建ち並んでいる。 【全国伝統的建造物群保存地区協議会発行・歴史の町並より抜粋】 佐賀県は江戸時代から続く陶器の産地。有田焼は日本全国のみならず、世界にもその名が知られる陶器界の雄である。良質の陶土を産したことで、山間部にありながら、この地域に町が形成されたのは、江戸時代のこと。山間部ゆえに、町に面的な拡がりは無い。有田街道沿いに展開する様子は、さながら宿場町のような風情である。現代においても陶器の生産が行われており、街道に面する家々の富裕ぶりは、今もっても窺われる。 |
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