綱島家住宅
Tsunashima



旧所在地 東京都世田谷区岡本3丁目
建築年代/江戸中期
移築年/平成9年(1997)
用途区分/農家 
当家の初代は寛保2年(1742)に没していることや住宅の古式から、1700年代前半の建築と推測されている。
具体的には、屋根の軒が低く、四周の壁面には土壁が多用され閉鎖的で、開口部には戸袋もなく板戸とする点、広間型三間取形式で、広間の前方にはシシ窓を設ける点や広間と納戸の境界壁には押し板と呼ばれる奥行きの浅い棚(床の間の原初の形と考える見解もある)など関東地方の古民家としての特徴をよく残している。


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