旧有島家住宅
Arishima



 
旧所在地・北海道札幌市白石区菊水1条1丁目
建築年代/明治37年(1904)
用途区分/作家 (有島武郎住居)
移築建物/主屋

日本近代文学史を代表する作家の一人である有島武郎(1878-1923)が、明治43年(1910)5月から翌年7月頃まで居住した建物で、「生まれ出ずる悩み」、「小さき者へ」など、作品の舞台としても知られている。一般の住宅にも上げ下げ窓などの洋風意匠を取り入れ始めた頃の建物です。(一般財団法人北海道開拓の村発行「村のたてもの」より)

有島武郎にとって札幌は魂の故郷であった。大蔵官僚の長男として東京に生まれた武郎が、札幌に住んだのは約12年間。札幌農学校に学んだ5年間と、東北帝国大学農科大学(現北海道大学)の教員だった37歳までの7年間である。青春時代と、3人の男子を産み育てた妻安子との思い出が詰まった街だった。(日本経済新聞 平成26年1月4日文学周遊欄より)

 

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