旧八月一日家住宅 Hozumi |
高山市指定重要民俗文化財 旧所在地・岐阜県高山市荘川町三尾河 建築年代/江戸末期 建築規模/桁行14.4m 梁間8.2m 二階建 茅葺入母屋造 旧八月一日家は、白川郷三尾河(現・高山市荘川町三尾河)にあった西願寺の庫裡(住職たちが居住する建物)として、江戸時代末期に建てられた家です。現地では庫裡と本堂とが廊下で結ばれていたそうで茅葺入母屋造となっています。屋根の妻に鼻小屋という採光、換気のための窓が設けられ、幅の広い縁など荘川造と云われる形態をしています。旧暦の8月1日は新暦の9月10日頃に当たります。飛騨地方では、この頃になると粟・稗などの穂が実り、収穫したことから、「八月一日」と書いて「ほずみ」と呼んでいたのです。(飛騨民俗村発行「飛騨の里物語」より抜粋) |