中川家住宅
Nakagawa



 
中川家は椿井野地区から移築したものである。中川家初代・兼八は寛政年間に椿井野新田開墾に成功し、所有石高も20石を超えたと思われるが、苗字帯刀を許されて庄屋を務めるようになったのは2代・兼八の安政の頃からである。
この住宅は慶応3年(指物の柄に墨書)に妻入りで建造され、間もなく平入に改められているが、これは道路が山手を通っていた時の屋敷構えを変更したもので、この時に居室部の上手を改造し、増築したものであったが、移築時に撤去した。移築前の規模は桁行11間、梁間5間5尺で、広い「ニワ」を構えた六間取に更に上手に1間の庇が布設されていた。【現地案内看板より】




 

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