旧木上家住宅


 
呉市指定文化財 (平成6年3月15日指定)
旧所在地・広島県佐伯郡宮島町門前
建築年代/江戸時代(18世紀末)
用途区分/商家
この建物は瀬戸内海の島の一つである宮島の門前にあった町家です。建てられたのは18世紀末頃で、二階の出窓の出格子やその下の板庇にその時代の特徴が見られ、屋根は勾配が緩く軒の出が深くなっています。また、土地の狭い宮島では側壁を背中合わせに作るため、妻側の屋根の突き出しが殆どありません。奥の座敷は明治初年に建てられた別の建物を古い建物の中にはめ込んでおり、材料を運ぶのも大変だった島の事情をよく示しています。現在は「陶磁器館」として内外の陶磁器の逸品が展示されています。   (松濤園発行パンフレットから一部改訂抜粋)



 

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