津嘉山酒造場
Tsugayama



 
国指定重要文化財
沖縄県名護市大中1-14-6
建築年代/昭和3年
用途区分/酒造業
指定範囲/主屋・麹屋・土地
公開状況/公開

沖縄本島北部の中心都市・名護の旧市街に所在する住宅兼酒造施設である。創業者の津嘉山朝保氏は国頭郡で初めて泡盛の製造免許を取得した人物で、現在も「国華」の銘柄で僅かながらに醸造は続けられている。屋敷は昭和初期に整えられたもので、外塀や正門には近代工法が取り入れられながらも、主屋については沖縄の伝統様式を踏襲している。主屋に玄関や離れが附属していたり、座敷の小壁に漆喰壁が多用されている点は、封建制から解き放たれた庶民の憧憬が反映した故であろう。



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