中村家住宅
Nakamura



国指定重要文化財 (昭和47年5月15日指定)
沖縄県中頭郡北中城村大城106
建築年代/江戸後期(19世紀前半)
用途区分/豪農
指定範囲/主屋・アサギ・メーノヤ・籾倉・フール・ヒンプン・石垣・宅地
公開状況/公開

沖縄本島中部で世界遺産に指定される中城城跡近くの大城集落に所在する豪農家建築である。沖縄戦により本島の近世住宅建築が殆ど失われてしまった現在、当住宅は沖縄を代表する民家建築と云えよう。農家のものとは思えぬほどに立派な石塀を屋敷前面に築き、その奥のヒンプンと呼ばれる目隠し塀に付属する中門を潜り前庭に至ると正面に主屋、右手に座敷、右手に高倉が配置されている。前庭は石敷となっており、風情としては中国の屋敷構えのようであるが、内部の造作はやはり日本の家である。



 

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