伊牟田家住宅
Imuta



出水市指定文化財 (平成7年9月5日指定)
鹿児島県出水市麓町18-31
建築年代/江戸時代(18世紀末・推定)
用途区分/郷士
指定範囲/主屋・便所・井戸
公開状況/非公開

出水郷は平良川を挟んで東西の高台に形成された薩摩藩内最大の外城である。東の高台は「高屋敷」、西の高台を「向江」と称するが、特に江戸初期の町割を今に伝える高屋敷は平成7年に国の重伝建地区に選定されている。当住宅は、その高屋敷の北東端に所在する郷士住居で、主屋の規模は決して大きなものではないが、街路に面して座敷・次の間・玄関間の接客空間を一列に配置し、これに居室棟を直交させる間取りは古い形式を示すもので、地区内最古の18世紀末の建築と推定されている。


 

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