有村家住宅 (二ッ家)
Arimura



 
知覧町指定文化財
鹿児島県川辺郡知覧町郡6233
旧所在地・鹿児島県川辺郡知覧町瀬世5339
建築年代/江戸時代末期(19世紀初頭)
用途区分/農家
指定範囲/主屋
公開状況/公開

当住宅は昭和57年に知覧町の中心部から南へ約4kmの瀬世中集落より知覧重伝建地区内に移築された農家である。町が文化財に指定した際に、「二ツ家」と命名したため、その名が一般化してしまったが、本来は「有村家住宅」とすべきであろう。移築に際して、座敷や納戸に見られた改造も当初の姿にきちんと復元されているようである。九州南部に多く見られる分棟型の民家に分類され、屋根と屋根の間を雨樋で繋がずに小棟を直交させて繋ぐ手法は、この地域独自のもので特に「知覧型」と呼んでいる。


 

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