志自岐家住宅
Shijiki



 
平戸市指定史跡 (昭和63年6月28日指定)
長崎県平戸市岩の上町1130
建築年代/天保年間(1830-1844)
用途区分/武家(家老格400石)
指定範囲/住宅・門・使用人部屋・茶製造所
公開状況/非公開

平戸島の南端に志々伎山という烏帽子状の姿際立つ山がある。古来より海上航路の目印として崇めらたとのことで、この霊峰を祀る志々伎神社は延喜式に名を連ねる程の有力社であった。その名を苗字に戴く当家は、当然神社とは深い関わりを持つ家柄で平戸藩松浦家中においても決して軽んじることのできない存在であったに違いない。当住宅は平戸城下に所在する武家屋敷であるが、整然とした城下町のイメージとは真逆の自然地形の中に在り、鬱蒼とした南国樹林に埋没するかのようにひっそりと佇んでいる。

延喜式内社である志々伎神社と関係する。
天保10年(1839)の建築。啼鳥園と称する。

 

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