西川家住宅



 
登録有形文化財 (平成20年11月10日登録)
長崎県島原市白土町1062
建築年代/明治42年(1909)
用途区分/農家
登録範囲/主屋
公開状況/非公開

江戸初期に発生した雲仙岳噴火による島原城下の大災害、いわゆる「島原大変」で突如として出現した白土湖の東方に所在する商家建築である。島原街道に東面して建つ近代町家で、屋号は「あめや」を称し、当初は農業を営んでいたらしい。主屋が完全な町家形式であるため、まさか農家であったとは想像がつかないが、背後に納屋や畜舎などの建物が並ぶのはその証左であろう。当家の一帯には江戸末から明治初期建築の大型町家が数軒残されており、島原の町家建築を知るには是非押さえておきたい場所である。
 

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