橋口家住宅



 
登録有形文化財 (平成17年11月10日登録)
長崎県長崎市新牧野町285
建築年代/明治41年(1908)
用途区分/農家
登録範囲/主屋・倉庫
公開状況/非公開
旧西彼杵郡外海町の出津川北岸の傾斜地に営まれる農家建築である。一帯は角力灘に面して殆ど平地の無い交通不便な位置にありながら近世から畑作が行われてきた土地柄である。当住宅の最大の特徴は外壁に地元産の結晶片岩を積み上げ、石灰を混ぜた赤土で固めた練石積としている点にあり、この技法は明治12年に当地に赴任してきたパリ外国宣教会のドロ神父によってもたらされたため「ド・ロ壁」と呼ばれている。外国宣教師によりもたらされた建築技法が民家にも応用された例として稀有なものである。



 

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