岩崎家住宅 Iwasaki |
登録有形文化財 (平成22年4月28日登録) 高知県安芸市井の口字杉ヶ本甲1696 建築年代/寛政7年(1795) 用途区分/郷士 登録範囲/主屋・西蔵・東蔵・番屋・便所・練塀・祠 公開状況/公開 重伝建地区に選定される土居廓中から北西2km程の旧井ノ口村に所在する岩崎弥太郎の生家である。弥太郎は現在に続く三菱財閥の創設者として知られる人物ではあるが、彼が生まれた頃の岩崎家は経済的困窮から郷士株を他家に譲渡し地下浪人に落ちる程の落魄振りであった。住宅は正面に玄関を構え、座敷や座敷庭が整う旧郷士身分に相応しい建前。三菱グループにより管理が行き届いた現在の住宅からは一代で日本を代表する財閥に育て上げた彼の豪快な人生を窺い知ることは難しいかも。 |