内田家住宅
Uchida



 
登録有形文化財 (平成28年11月29日登録)
徳島県三好市池田町サラダ1731-1
建築年代/明治33年(1900)
用途区分/刻み煙草製造
登録範囲/主屋・蔵
公開状況/非公開

池田町の旧市街を東西に横断する本町通に直交する戎子通に西面して建つ刻み煙草の製造販売を生業とした商家建築である。明治33年に当住宅を造営した内田岸太郎氏は安政5年(1858)に池田町で生まれ、明治23年(1892)に煙草刻み業に従事するや明治26年(1895)には水車動力の機械式刻み機を発案して自らの工場に導入、明治29年(1898)には石油発動機に動力源を切り換え、生産量の飛躍的な向上を図り家業を伸長させた事業家である。屋敷地は町中にありながらも街道筋から外れているため330坪と広く、主屋の北側に2階建の蔵を置き、屋敷裏手に煙草刻み工場を配して、池田町が阿波煙草の大生産地として隆盛を誇った往時のままの姿を留めている。



 

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