戸田家住宅
Toda


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国指定重要文化財 (平成28年2月9日指定)
徳島県板野郡上板町佐藤塚335
建築年代/明治19年(1886)
用途区分/藍商
指定範囲/主屋・東座敷・土蔵・長屋門・藍寝床・西蔵・乾蔵・灰屋
公開状況/非公開

旧吉野川への流水量確保の為に藩政期に築造された石造堰が吉野川下流に現在も現役で残されている。数年前に洪水対策として打ち出された可動堰化計画に対する撤去反対運動で辛うじて命脈を保つこととなった第十堰である。この藩政期最大の工事は暴れ川として知られた吉野川との洪水との戦いの痕跡である。この付近には阿波藍で栄えた大農家が今でも残されており、当家もその一軒である。阿波藍の隆盛は明治中期に最盛期を迎えるが、当住宅はその明治期に整備された藍屋敷としての価値が認められての指定である。



 

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