中村家住宅
Nakamura



 
登録有形文化財
徳島県三好市池田町マチ2265
建築年代/明治24年(1891)
用途区分/刻み煙草製造・酒造業
登録範囲/主屋・刻み煙草工場
公開状況/非公開
「四国のへそ」を自称する池田町の歴史は古く、鎌倉幕府により阿波国守護に任じられた小笠原家が城を築き、守護所を置いたことに始まる。藩政期においても蜂須賀家入部後は池田城番が置かれ藩西の郷町として重要視された土地柄であったが、現在に残る町並は、むしろ近代に形成されたもので、その盛衰は煙草産業と共に有ったと云っても過言ではない。中町筋に南面して主屋を構える当家は、屋号を札場と称し、藩政期には判金と藩札の引換役を務めた家柄であったが、寛政の頃より刻煙草業に進出、享和2年(1802)には池田で初めて刻煙草工場を作ったことで知られる。住宅は当家が北海道への販路開拓に努め家業を伸長させつつあった明治24年の建築で、桟瓦葺切妻屋根に対し両袖には本瓦葺の卯建を上げる。明治37年に煙草専売法が施行され、煙草の製造販売が官営となった以降は酒造業に転身し、「今小町」の銘柄で今も醸造を続けておられるが、少し離れた場所に立地する、その醸造施設群も中和商店の商号で当住宅と同時に文化財登録されている。




 

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