歌野清流庵



登録有形文化財 (平成17年7月12日登録)
山口県下関市菊川町上岡枝字郷ヶ原1812
建築年代/江戸末期または明治14年
用途区分/農家(楮栽培入植農家)
登録範囲/主屋
公開状況/非公開
下関市東部を流れる木屋川を上流に遡ると、昭和52年に支流の歌野川を堰き止めて築造された歌野川ダムがある。当住宅はその上流部に所在する楮栽培農家である。ダム工事とともに周辺の家々は水没し当住宅だけが取り残された。一時は空家になったこともあるが、ダムの周辺整備事業により郷土文化保存伝習施設として活用されるようになった。今でいう農村体験施設である。その後紆余曲折を経て再び解体の危機に陥ることもあったが、現在では文化財登録され、蕎麦店として何とか命脈を保っている。


歌野川上流部に所在する。
昭和52年にダム建設により空家となっていたが、昭和60年に周辺整備事業が実施され、自然活用と観光開発を兼ねて施設整備された。
明治14年築の楮栽培を生業とした山村農家で、本来の持ち主は西山家であった。四間取りの典型的な農家建築で、現在は蕎麦屋として活用されている。郷土文化保存伝習施設となっている。

 

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