梅野家住宅
Umeno



無指定・公開
山口県萩市浜崎
建築年代/明治10年
用途区分/商家隠居宅
公開状況/公開 【古民家再生モデル住宅】

長州毛利藩の萩城下における港町・浜崎に所在する商家隠宅である。平成13年に国の重伝建地区に選定された浜崎は北国問屋や魚問屋などが軒を連ねた商人町で、この地で生まれた梅屋七兵衛も北国問屋を営む傍ら、幕末には藩の武具方御用を務めた豪商であった。彼は明治維新の際に藩命により長崎に潜入し外国製鉄砲千丁を調達することに成功、長州藩が戊辰戦争において勝利を収めることに陰ながら貢献した。維新後は京都に住したが、晩年に萩に戻り当住宅で隠居生活を送ったという。


北国問屋を営む。七兵衛の代に東田町で造り酒屋を始める。
毛利忠正の武具調達を行い、御用商人となるが、密貿易であったため上海に逃れて1年間、1人で暮らす。戊辰戦争を長州藩が勝ち抜く原動力となった。維新後は京都で過ごしたが、晩年に萩に戻り、当住宅で過ごす。古民家再生モデル住宅に認定され、修復。

浜崎地区は松本川河口の湊町で魚市場や魚問屋が軒を連ねた。藩の御舟倉も残る。平成13年には国の重伝建地区に選定されている。



一覧のページに戻る